6冠も夢じゃない?山田哲人選手の勢いが止まらない!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
東京ヤクルトスワローズに3連敗を喫した我らが中日ドラゴンズ。強力打線の前に先発陣が悉くノックアウト。多少の追い上げは見せましたが、アウェイの環境にのまれてか、最後は力なく散るという悲しい展開が続きました。
そんな3連戦の中で「8打席連続出塁」や2試合連続のホームランと圧倒的な強さを見せつけた山田哲人選手。2年連続のトリプルスリーも期待されていますが、セ・リーグ史上初の6冠も狙えるのでは?と囁かれています。
▼山田哲人選手・2016年シーズン記録 / 6月27日現在
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打率 :.332 リーグ1位
本塁打 :25 リーグ1位
安打数 :91 リーグ2位 (1位は川端選手・93本)
打点 :63 リーグ1位
盗塁 :17 リーグ1位 (同率首位・田中広輔選手)
出塁率 :.450 リーグ1位
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現時点で既に5冠! 特に本塁数と出塁率は2位に圧倒的な差をつけての1位。
なぜこれほどまでに山田選手が強いのか。下記の記事では「分類不能」という表現をして紹介されていますが、総じて「走攻守すべてにおいてトップクラスであり、あらゆる条件に対応出来る対応力が山田選手の強さである」というような事が語られています。
トリプルスリーが難しいと言われる理由、それはパワーとスピードを両立する事が難しいという点にあります。30本塁打・30盗塁の半分、15本塁打・15盗塁を達成した選手ですら80年以上のプロ野球の歴史の中で僅かに80人程度です。
山田選手にはこの「パワーとスピードの両立」に優れており、打率も高い。チームメイトのバレンティン選手は山田選手のことを「カテゴライズが難しい。ホームランも打てるし、打率も残せる。コンプリートヒッターと呼べばいいんですかね。理想のタイプの打者です。」とベタ褒めしています。
多くの日本人打者が上から叩きつけるコンパクトな打撃を心掛けているのに対し、山田選手のスイングはまるで、エルドレッド選手やゴメス選手といった外国人パワーヒッターのような豪快なスイング。
それでいて、6月15日に福岡ソフトバンクホークスの和田選手から放った一発のように、難しいコースもホームランにしてしまうスイングの巧さがあります。
山田選手はそんな豪快かつ巧みなスイングを武器に、試合を決めにかかるつもりで打席に入っているのか…と思いきや、過去のインタビューでは「打撃で一番大切だと思うことは何か?」という質問に対して「とにかく塁に出ること。フォアボールでもヒットでも」と回答しています。
山田選手は三振も多い選手ですが、四球も多く(2015年度は四球81個・リーグ3位)、前述通り出塁率は現在リーグトップ。「打つだけではダメなんです」と本人が語るように、塁に出ることに対する貪欲さを前面に出して打席に臨む山田選手。その上で豪快なスイングと俊足、高い身体能力。これはまさにコンプリートヒッターかもしれません。
交流戦が不調で現在チームはリーグ最下位です。しかし、中日ドラゴンズ戦での3連勝でセ・リーグは2位以下が3ゲーム差以内と再び混戦模様。山田選手は、チームをAクラスに、2年連続の優勝に導けるかどうかを担う選手の1人です。
中盤戦以降も、山田選手から目が離せません。
あと、中日ドラゴンズは気持ちを切り替えて火曜日から頑張ろう!