山田哲人選手の「2年連続トリプルスリー」はほぼ確実!?
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
セ・リーグの主砲が大暴れした第1戦と、大谷選手のホームランに湧いた第2戦。
踏み込んで語り始めたら話題が尽きないような、今年のオールスターは2戦続けて本当に好ゲームでした。お祭り試合ならではのエラーも1つの醍醐味でしたね。
明日からは後半戦がスタートするわけですが、順位争いと同じぐらいの視線が集まっていると言っても過言ではないのが、山田選手の「2年連続トリプルスリー達成」の話題。
「打率3割以上 / 本塁打30以上 / 盗塁30以上」の同時達成。
このトリプルスリーは、長いプロ野球の歴史の中で僅かに10名だけが達成した偉大な記録です。とにかく難しいのが「パワーとスピードの両立」で、攻撃面におけるあらゆるスキルが必要となります。
2002年に松井稼頭央選手が達成して以来、10年以上達成者が現れませんでしたが、昨シーズンに山田選手・柳田選手が史上初の2人同時達成。「トリプルスリー」という言葉が流行語大賞に選出されたことでも話題となりました。
史上初の「2年連続トリプルスリー」達成は?
トリプルスリーの達成においては、前半戦が終了した時点で【打率.290以上 / 本塁打.15本 / 盗塁.15個 / 出塁率.350以上】は最低条件となってきます。後半戦になると打率を上昇させるのは非常に困難であり、盗塁においては個数と同時に出塁率が高くなければ、仕掛けるための機会も得られません。
山田選手の7月17日時点の成績を見てみると、、、
【打率.350 / 本塁打.29 / 盗塁.19 / 出塁率.463】で全てクリア!
あらゆる数値において規定を大きく上回っています。
山田選手の過去2年間の成績を見てみると「後半戦になっても成績が落ちない」という傾向があり、特に本塁打数・盗塁数はシーズン前半と後半でほぼ同数を記録。山田選手は抜群の安定感を誇る選手でもあります。
▼2015年の成績 (トリプルスリー達成)
2015年7月15日時点:打率.306 / 本塁打.19 / 盗塁.15
2015年10月4日時点:打率.329(+.023) / 本塁打.38(+19) / 盗塁.34(+19)
▼2014年の成績 (最多安打受賞)
2014年7月17日時点:打率.331 / 本塁打.15 / 盗塁.7
2014年10月7日時点:打率.324(-.007) / 本塁打.29(+14) / 盗塁.15(+8)
むしろ、現在はここ3年の中で最も高い数値を記録しており、このペースで安定して活躍を続けていくことが想定されるので…プロ野球史上初の「2年連続トリプルスリー」はほぼ確実と言っても良いでしょう。
唯一の懸念事項は、真中監督が「不動の4番」と宣言したことにより、4番としての活躍が求められることから「盗塁の個数が減るのではないか」ということです。4番として打席が回ってくる時には、次の塁にランナーが存在するという可能性が高くなります。
プロ野球の「伝説」になる可能性を秘めている!
山田選手にかかる期待は2年連続のトリプルスリーだけではありません。
現時点の成績は「打率・本塁打・打点」部門でも1位。3冠王の期待もかかっています。それも、24歳での3冠王達成となると、プロ史上最年少記録を更新します(現時点では28歳で達成した落合博満さんが最年少)。また、3冠王自体も2004年の松中信彦さん以来12年ぶりです。
それだけではありません。
現在山田選手がリーグ1位となっている項目は「打率・安打・本塁打・塁打・打点・得点・四球・盗塁・出塁率・長打率」でなんと11冠!
その他にも「二塁打・OPS(On-base plus slugging)・WAR(Wins Above Replacement)」などでも1位という状況で、もしこのままの状態が続くとなると、1973年に王貞治さんが獲得した8冠を上回るプロ野球新記録です。
今年の山田選手は、プロ野球の「伝説」となっている選手と肩を並べるどころではなく、それ以上。前人未到の領域を叩き出す可能性を秘めているのです。
山田選手以外のトリプルスリー候補は?
柳田選手 (福岡):打率.301 / 本塁打.10 / 盗塁.15 / 出塁率.455
鈴木選手 (広島):打率.323 / 本塁打.12 / 盗塁.10 / 出塁率.386
糸井選手 (オリ):打率.296 / 本塁打.10 / 盗塁.26 / 出塁率.380
昨年達成した柳田選手はさすがの出塁率ですが、本塁打数が遅れを取っています。7月に入ってから三振が増えた点も気になりますが…オールスター戦で見せたようなヒットが量産されるようになると、わかりません。
本塁打・盗塁は少し厳しいですが、今年大ブレイク中の「神ってる」こと鈴木誠也選手にも可能性があります。また、柳田選手とオフの自主トレを同時に行った糸井選手も候補として挙げられます。しかし、盗塁数は12球団中1位を誇るものの、過去に20本塁打以上を記録したシーズンがないため、トリプルスリーの達成は厳しいかもしれません。
記録ずくめのシーズンになる可能性を秘めた2016年。
明日からは後半戦、楽しみですね!
4球団の自力優勝が消滅…セ・リーグの順位争いはどうなる?
こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。
昨日はオールスター戦前の最終試合でした。
我らが中日ドラゴンズは「もう何度目か」と言いたくなる最悪の展開【ピンチの場面で又吉選手が登板して得点を許し、その後さらに追加点を挙げられて大差をつけられる】で大敗。今のチームは又吉選手に頼らざるを得ない状況ではないはずです。
中継ぎの起用について、再考が必要だと思います…。
前半戦の日程が終了しましたが、今年も大混戦のセ・リーグ。しかし、昨年と大きく違うのは「首位が独走態勢」であること。すでに3位以下の4球団が自力優勝消滅という状態ですが、後半戦はどのような展開が待っているのでしょうか?
今年も大混戦のセ・リーグ!
昨年は、前半戦終了時点で首位だった横浜DeNAベイスターズがシーズン終了時は最下位…という珍事が起きてしまいましたが、前半戦終了時点で首位のチームが優勝する確率は約60%と言われています。
2015年 → 2016年
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①横浜 ①広島
②巨人 / 0.5差 ②巨人 / 10.0差
③阪神 / 0.0差 ③横浜 / 1.5差
④広島 / 1.0差 ④中日 / 1.0差
⑤東京 / 0.5差 ⑤阪神 / 2.0差
⑥中日 / 2.0差 ⑥東京 / 0.5差
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今年もシーズン前から混戦が予測されていたものの、誰も予想しなかった広島東洋カープの独走。2位以下を大きく突き放しているため、おそらくこのまま首位をキープした状態でシーズンを終えるのではと予想しています。
問題はAクラス争い。現時点では昨年同様に2位以下の全チームのAクラス入りの可能性があります。
シーズン終了時点でAクラスに残るのはどこのチームなのか。2015年7月15日時点と、2016年7月14日時点の各チーム状況から、現状を読み解いてみたいと思います。
読売ジャイアンツ
2015.7/15時点:42勝43敗1分 / 得点.283 / 失点.275 【2位】
2016.7/14時点:40勝41敗3分 / 得点.283 / 失点.339 【2位】
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2015年同様に「2位」という順位でシーズンを折り返した読売ジャイアンツ。勝敗状況においてはほぼ昨年と同様の数字になっており、得点については昨年と全く同じ数字を記録しています。
気になるのは失点の多さ。交流戦でのマイナスも響いていますが、対広島東洋カープで得失点差【−17】・対中日ドラゴンズでは得失点差【−25】という状況で、この2チームとの相性の悪さが目立ちます。
チーム打率.246・チーム防御率3.73はともにリーグ5位の数字。苦手とする2チームへの対策はもちろんですが、接戦が多くなっている中で集中力を切らすことなくシーズンを戦いきることができるかが後半戦のカギとなってきそうです。
横浜DeNAベイスターズ
2015.7/15時点:42勝42敗1分 / 得点.315 / 失点.337 【1位】
2016.7/14時点:40勝44敗3分 / 得点.326 / 失点.340 【3位】
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昨年は「前半戦を首位で折り返すもシーズン終了時点で最下位」という不名誉なプロ野球記録を打ち立ててしまった横浜DeNAベイスターズ。今シーズンは3位という順位ではありながら、得点・失点の規模は昨年とほぼ同様。若手投手の活躍がチームを支えており、チーム防御率3.54はリーグ2位です。
3位以下チームの中では唯一、対広島東洋カープ戦で勝率.500。しかし、下位チームに対しては、対東京ヤクルトスワローズに9勝5敗ながら、対阪神タイガース戦では4勝8敗1分。チームとしての実力はありながら、対戦チームの得意・不得意がありそうです。
このままであればAクラス残留の可能性は高いと思われます。しかし、まだまだシーズンは折り返し地点。シーズン後半に若手選手がバテ始めると…昨年のような悪夢が待っているかもしれません。
中日ドラゴンズ
2015.7/15時点:38勝46敗2分 / 得点.280 / 失点.297 【6位】
2016.7/14時点:39勝45敗3分 / 得点.334 / 失点.339 【4位】
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今年もBクラスでの折り返しが決まった中日ドラゴンズですが、チーム打率.251・チーム防御率3.56はともに現時点でリーグ3位という数字。助っ人外国人選手の活躍もあり、得点力も上昇しています。
現在抱えている借金「6」のうち、4つが広島東洋カープ戦でのもの。2位以下のチームとは好ゲームを繰り広げている中日ドラゴンズですが、「中継ぎ陣が踏ん張れずに敗戦」という試合が増えてきているのが不安要素。
チーム力が均衡しており接戦になる事が多くなってきている中で、中継ぎ陣がどれほど踏ん張れるか。また、チーム得点圏打率.251(リーグ4位)という数字をどこまで伸ばせられるかが、Aクラス上昇へのポイントとなってきそうです。
阪神タイガース
2015.7/15時点:41勝42敗1分 / 得点.269 / 失点.355 【3位】
2016.7/14時点:37勝47敗3分 / 得点.296 / 失点.349 【5位】
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世代交代の時期を迎え「超変革」を掲げて挑んでいる阪神タイガースですが、チーム打率.241は12球団中最下位の数字。昨年同様に打撃面での苦戦が続いています。
交流戦から引き分けを挟んで9カード負け越しという状態が続き、不調が懸念されています。しかし、リーグ内だけに目を向けると、対広島東洋カープにおいては4勝11敗ですが。他チームとの対戦成績は「26勝25敗」という状況。交流戦が終了し少し調子を落としていますが、2位以下のチームとは互角以上の成績を残しています。
対広島東洋カープ戦は現在7連敗。ここを克服できるかどうかが阪神タイガースの順位を占う大きなポイントになってきそうです。
東京ヤクルトスワローズ
2015.7/15時点:40勝43敗1分 / 得点.307 / 失点.299 【4位】
2016.7/14時点:38勝49敗1分 / 得点.388 / 失点.438 【6位】
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昨年のセ・リーグ王者が今シーズンは苦戦。チーム打率.266(リーグ2位)ながらも、チーム防御率4.90で12球団中最下位。2014年のシーズンに戻ったかのような数字状況となってしまっています。
中継ぎ陣は防御率2点台の投手が多く安定しているものの、先発陣の不調が顕著。7月に入ってから「失点・3点未満」のゲームは僅かに1試合のみ。ゲームを作った状態で中継ぎにマウンドを引き継ぐという流れをなかなか生み出せません。
一方で、山田選手を中心とした強力な打撃陣は顕在。攻撃は最大の防御となりえるか。ここからの巻き返しに注目したいところです。
これらを踏まえた僕のシーズン終了時点の順位予想はこちら。
現在 → シーズン終了時予想
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①広島 ①広島
②巨人 ②巨人
③横浜 ③中日
④中日 ④横浜
⑤阪神 ⑤東京
⑥東京 ⑥阪神
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広島東洋カープのポジションは変わらず、毎年シーズン後半に強い読売ジャイアンツがこのまま2位を維持し続けると予想しています。3位以降は非常に悩みましたが、下記の記事を参考に「後半戦の勝率」が高いチーム順に配置。
中日ドラゴンズの3位予想は「ファンなので」という気持ちも入っていますが(笑、横浜DeNAベイスターズは若手投手陣の疲弊により、順位を1つ落とす気がします。
また、7月から一気に調子を落としている阪神タイガースは、例年苦手としている後半戦でさらに苦戦するのではないかということで最下位予想。
シーズンも折り返し地点を迎え、対戦チームの得意・不得意や、各チームごとの課題も徐々に明確になってきています。そして改めて、交流戦におけるセ・リーグとパ・リーグの実力差を感じました。2位以下が全て勝率5割未満とは…。
本当にまだまだ分からないセ・リーグ!後半戦も目が離せません。
【ドラゴンズファン】今期最高得点で快勝!恐竜打線が目を覚ました?
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
今日のドラゴンズは久しぶりの恐竜打線爆発で快勝でした!
中日ドラゴンズ 13 - 3 横浜DeNAベイスターズ
2016.07.11 / 横浜スタジアム
球界最年長の「ハマの番長」こと三浦大輔選手の今期初登板に沸く横浜スタジアム。ナニータ選手を負傷で欠いた我らが中日ドラゴンズは、森野選手をスタメンで起用。打撃面で好調な選手を揃えた超攻撃的な布陣で挑みました。
今日はこの攻撃的な采配が的中!
プレイボールから僅か3球目で、いきなり大島選手に2塁打が飛び出すと、続く堂上直倫選手のタイムリーで先制。勢いそのままにヒットとフォアボールで塁が埋まれば、好調の福田選手にタイムリーが生まれ、ついにはエルナンデス選手の3ランホームランで初回から一挙6点。
逆風をものともしない強い打球は、レフトスタンドにゆっくりと吸い込まれていきました。今シーズンはなかなか1軍で持ち前のパワーを披露できていなかったエルナンデス選手に生まれた久々の1発。
レフトスタンドからは大歓声が、ライトスタンドは悲鳴とため息で埋め尽くされ、ゲームはいきなりドラゴンズペースになります。
バルデス選手が来日初ホームラン!
7点目の追加点は、なんと先発を務めたバルデス選手のホームランでした。
中日ドラゴンズに所属する投手の中で最も良い打撃成績を残しているバルデス選手。登板日には自らのバットで得点を重ねるシーンは珍しくなく、今シーズンは【打率.235 (17打数4安打) / 打点.3 / OPS.748】を記録しています。
小杉選手のボールが2球高めに抜けていった後の3球目。低めのストレートをまるで狙っていたかのようなフルスイング。コンパクトながら鋭いスイングに弾かれたボールは一気にライトスタンドへ。
決してカウントを取りに行った球ではない、インコース低めのストレート。テークバックの短い小杉選手の独特のフォームはボールは出どころがわかりにくく、今日好調のエルナンデス選手・杉山選手が簡単に打ち取られていたのですが…強打者顔負けの技術が詰まったホームランでした。
藤井選手の満塁ホームラン!小笠原選手1軍復帰登板。
その後も、恐竜打線の猛攻は止まりません。一方的な試合展開となった最後を締めくくったのは、途中出場の藤井選手。フォアボールとヒットで福地選手をジリジリと追い詰めてノーアウト満塁のチャンス。
外のスライダーを見送った後、真ん中に甘く入ったストレートを見逃さずにフルスイング。腕がグッと伸びた藤井選手らしいスイングで、ボールをバックスクリーンに運びました。
最後は今日1軍に復帰した小笠原慎之介選手が筒香選手から三振を奪うなどの好投を見せて、9回裏の1イニングを1安打無失点。次回は先発での起用が予想されていますが、久しぶりの1軍登板でもしっかりと腕が振れていたので安心しました。
ゲーム展開としては横浜DeNAベイスターズを圧倒しながらも、少し中継ぎ陣を使いすぎた感じも否めませんが、「又吉選手・祖父江選手・福谷選手」の中継ぎ3本柱がそれぞれ無失点で役目を果たせたのも良い収穫でした。
徐々に「投手王国」としての威厳を取り戻しつつあります。
不調だった打撃も今日をきっかけに復活してくれるでしょうか?
オールスター前の最後の3連戦、初戦を白星で飾ることができました。これでリーグ単独3位に浮上です。明日はエース・大野選手の登板、負けられません。勝利を重ねて、次は目前の単独2位を獲りに行きましょう!
明日も頑張れ…中日ドラゴンズ!
ついに球団記録!劇的展開で北海道日本ハムファイターズ14連勝!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
今日の中日ドラゴンズは東京ヤクルトスワローズの前に完敗。強力打線の前に吉見選手が踏ん張れず、最後は山田選手の通算100号ダメ押し2ランホームラン。今週は勝って負けての繰り返し。なかなか借金を返すことができません。
明日は横浜スタジアムで今シーズン初登板の三浦大輔選手が相手です。「ハマの番長」出場に盛り上がるアウェイの空気にのまれないように、確実に勝ちにいきましょう!
さて、ついに球団記録タイの14連勝となった北海道日本ハムファイターズ。
先発は大谷選手ということで勝利濃厚?と言われていましたが、試合は思わぬ方向へ。しかし、「チームの勢い」が驚異的の粘りを生み出し、最後は「特上寿司弾」でサヨナラ勝ちを決めました。
大谷翔平選手、4試合ぶりの失点。
今日は珍しく、大谷選手が初回から不安定でした。
ストレートが全て高めに浮いてしまい、先頭の清田選手に対しては4球連続のボールでフォアボール。全てストライクゾーンを大きく外れるはっきりとしたボール球。「立ち上がりが課題」と言われていた2014年シーズンに戻ってしまったかのような、嫌な予感が漂う4球でした。
続く萩野選手は抑えるものの、不安なムードは継続。角中選手・デスパイネ選手にはストライクを取りに行った「ど真ん中の球」を弾き返され、いきなり1アウト満塁のピンチを迎えます。
そして、ナバーロ選手の犠牲フライで失点。大谷選手にとって4試合ぶりの失点を初回から許してしまう形になりました。
しかし、その後はいつものテンポを取り戻すものの、7回途中でランナーを溜めた状態でマメがつぶれて降板。
あとを引き継いだ谷元選手が打たれてしまったため、自責点3。決して悪くない内容ではあったものの、勝ち投手の権利を得られぬまま降板。打線が振るわないチームにとって、5点という大きなビハインドを背負います。
終盤からの同点劇と劇的なサヨナラ弾!
6回までヒット3本とほぼ完璧な投球を見せてきたスタンリッジ選手ですが、5点援護の余裕からか?7回からコントロールが甘くなり始めます。ストライクとボールが明確になり始め、決め球が中心に集まりだしたところを、13連勝中のチームが見逃すはずはありませんでした。
岡大海選手のホームランを皮切りに、陽岱鋼選手・中田翔選手のタイムリーで一挙4点を返し、1点差に迫ります。
その後は後続の投手に抑えられ、このまま敗戦か…ついに連勝ストップか?というムードが漂う中で迎えた9回2アウトランナーなしの場面。そこにドラマが待っていました。
3ボール・2ストライクからの6球目。ロッテファンで埋まった札幌ドームのライトスタンドのフェンスギリギリに鋭い打球が突き刺さります。昨年ベストナインにも選出されたベテラン・田中賢介選手がライトスタンドへのホームランで、ついに同点に追いつきます。
そして延長戦に突入したゲームは一進一退の攻防が続きますが、お互い後1本が出ないまま12回の表が終了。いよいよ最終12回裏の攻撃、最初の打者は「寿司職人」ことレアード選手でした。(1番好きなネタは炙りトロだそうです)
外角低めのボールをフルスイングすると、そのまま打球はレフトスタンドへ。パ・リーグホームラン王のメヒア選手にあと1本と迫る25号は、チームを劇的な勝利に導いた「サヨナラ特上寿司弾」でした。
堅守と高いバランス感覚を持つ選手。土壇場の場面でもなんとかしてくれる、頼れるベテランのイメージはステータスにも反映されているように思います。今日の同点ホームランの「粘り打ち」の賜物かもしれません。(パワプロ内での効果は違いますが)
▼ブランドン・レアード選手 / パワプロ2016 (Ver1.03)
パワーヒッターのイメージが強いレアード選手ですが、守備面も非常に高い能力を誇ります。「強振多用・慎重打法・三振男」の3つが共存している選手は珍しいですね。次回のアップデートでミートは「C」判定に上がるのではと予想しています。
データのキャプチャはこちらのサイトから頂戴しています。
まるで甲子園の決勝戦を見ているかのような、劇的な試合展開。
明日も勝利し、ついに球団新記録はなるのでしょうか?注目しましょう!
そしてこれほどの連勝があっても「5.5ゲーム」の差を守り続けている福岡ソフトバンクホークス。改めて、強いチームですね。
打って走って守る!球界の超サイヤ人こと、糸井嘉男選手。
こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。
86年生まれの僕は、どんぴしゃでドラゴンボール世代(リアルタイムはセル編〜魔人ブウ編)です。小学生の頃は、自分がもしサイヤ人だったらどうしようかと真剣に心配した時期もありました(笑。
どうせ子供向けでしょ?と思いながら、現在放送中の「ドラゴンボール超」もついつい見てしまっています。現在進行中の「未来編」はシリアスな展開で面白いですよ!
そんなドラゴンボールファンの僕も「さすがに無理があるでしょ!」と思わず笑ってしまったのが、昨日・今日と西武ドームで展開されているこちらのイベント。
埼玉西武ライオンズの2016年スローガン「BEAST / 強く、猛々しく」にも十分使えそうな…とにかく、メヒア選手の顔が悪役過ぎます!(笑。
マウンドには悟空が登場するなど、イベントは盛り上がっているようですが、昨日の試合で勝利したのは西武ライオンズではなくオリックス・バファローズ。こちらもまさかのコラボレーションなのか、シーズン前に「超(スーパー)サイヤ人になる!」と語っていたあの選手が大活躍でした。
走攻守で抜群の戦闘力!糸井嘉男選手!
父親は元トライアスロンの選手、母親はバレーボールの元国体選手というスポーツ一家に育った糸井選手は、恵まれた体格と高い身体能力が特徴。一塁までの到達速度は4秒以下という俊足に、遠投120mという肩力。
さらには70キロ以上の握力と、フェンスの高い札幌ドームですらホームランを左右に打ち分けられるパワーとバットコントロール。メジャーリーグの関係者からも注目されるその身体能力は、まさに戦闘力530,000と言ったところでしょうか。
そんな糸井選手が、昨日の試合では4打数2安打2打点の大活躍。
本人も「完璧」と語るレフトスタンド奥まで伸びるホームランと、あわやホームランという当たりをジャンピングキャッチ。糸井選手がチームの全打点を叩き出し、守備でもチームを支える活躍でチームを勝利に導きました。
ここ最近5試合の打率は.227と低迷していましたが、今シーズンは【打率.296 / 本塁打.10 / 盗塁.25 / 出塁率.381 / OPS.824】と昨年の低迷を忘れさせる活躍。特に盗塁25個という記録は12球団でも1位のシーズン46個ペース。3割30本も射程圏内です。
糸井選手・今成選手(阪神)の「糸井ファミリー」のオフシーズン合同自主トレに合同した柳田選手(福岡)。
上の写真からも分かる通り、まさに超人的な肉体を誇る「糸井選手・柳田選手」コンビですが、2016年シーズンは非常に近い成績を残しています。
▼2016年シーズン記録 / 7月9日終了時点
糸井選手:打率.296 / 本塁打.10 / 盗塁.25 / 出塁率.381 / 長打率.443
柳田選手:打率.296 / 本塁打.10 / 盗塁.14 / 出塁率.453 / 長打率.500
なんと、打率・本塁打が全く同じ数字です。
高い身体能力を誇るこの2人が後半戦から一気にスパートをかけ、トリプルスリーも…という話も挙がってくるとますます楽しみになってきます!オフシーズンの糸井ファミリーの自主トレへの参加希望も殺到しそうですね。
昨年の成績を引きずってマイナスの特殊能力がいくつかありますが、高い身体能力が反映された査定になっています。打率3割以上が安定してくれば、ミート「A」判定への上方修正も早いのではないでしょうか。
データのキャプチャはこちらのサイトから頂戴しています。
今週は夏のセールで調子に乗って服を買い込んでしまい、、、
今日の晩ごはんは質素にしようと思います。
栗山監督もビックリ!大野奨太選手が4打席4出塁、2本塁打の大活躍!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
前回の3連敗を引きずっての苦手意識からか、昨日も攻守に精彩を欠き「対東京ヤクルトスワローズ戦・4連敗」となってしまった我らが中日ドラゴンズ。しかし、今日は昨日のムードから一転。久しぶりに恐竜打線が目を覚まし、本日は快勝!
調子が安定しない中継ぎ陣も今日は好調で、6回以降の失点はゼロ。また、中継ぎ陣全員が「四球なし」であったことも大きな収穫だったと思います。
さて、破竹の13連勝で球団記録の14連勝まで「あと1勝」と迫っている、北海道日本ハムファイターズ。本日の完封劇も素晴らしかったのですが、初回からの猛攻で圧勝した昨日のゲームでは僕と同年代の大野奨太選手が大活躍でした。
8年目の正直。
2008年のドラフト会議で1位指名を受けて北海道日本ハムファイターズに入団した大野奨太選手。チームとして「1位指名が捕手」であったのは1998年以来でした。
10年ぶりの出来事として注目を浴びましたが、その期待に見事に応え、入団直後の春季キャンプで早くも一軍に抜擢。1年目の2009年シーズンから一軍で活躍。ダルビッシュ選手・武田勝選手・吉川選手といった歴代のエースから、今をときめく大谷選手・有原選手まで、女房役として数々の投手をリードしてきました。
2013年には盗塁阻止率リーグ1位を受賞するなど、強肩はもちろん、捕球から送球までの動作の素早さも光りますが、打撃面では苦戦。
過去に打率.250以上を記録したのは2013年の1度きり。2015年は【打率.194 / 本塁打0本】という結果に終わり、故障の影響も重なって正捕手のポジションも微妙になってしまいました。自身の口からも「ドラフト1位で入団して正直期待に見合うような成績を残せていない」と評価しています。
しかし、FA権を行使しないと発表した会見で「残る前提でファイターズを一番に考えてきました」と語るように大野選手のチーム愛は強く、北海道日本ハムファイターズにとって欠かせない存在です。
大野選手にとって2016年シーズンは、8年目の正直。
栗山監督から「皆が認める人間に就いてもらうのがキャプテンだと思っていますし、チームへの深い愛情や魂をかけてプレーする姿は今のまま、大野奨太らしくやってもらいます」という言葉を受け、2008年の金子誠さん以来となる【選手会長兼任キャプテン】を務めます。
自身初の2打席連続ホームラン!
打撃面に課題を持つ大野選手ですが、今シーズンは【打率.246 / 得点圏.324 / 出塁率.331】と昨シーズンを大きく上回る数字で推移。犠打.17という数字もリーグ3位で、下位打線としての役割をしっかりとこなしてきました。
しかし、自身の歴史の中では良い推移であっても「チーム打率.271」という中では、決して褒められた数字ではありません。
チームが連勝で波に乗っている中で、キャプテンとして打撃面での貢献をしていかなければ…という気持ちが、ついに昨日の大爆発を生み出しました。
大野選手の打席は0:40頃から。
栗山監督は空いた口がふさがらず、大野選手自身も「自分が一番びっくり」と語る自身初の2打席連続ホームラン。力強く振り抜いた打球は、札幌ドームの5.75mあるフェンスを超えて行きました。
チームは昨日で12連勝、今日も勝利してついに13連勝と成りましたが、キャプテンらしく「勝っている時こそ、しっかりやらなければいけない」と語る大野選手。明日はいよいよ球団記録の14連勝がかかった大一番。大谷選手が先発を務めますが、頼れるキャプテンにも注目です!
送球が「B」以上になっていない点は意外でした。バント◯も無いのは査定が厳しい気が…。守備面のステータスは12球団の捕手の中でも上位ですが、昨日のような活躍を続けて打撃面の上昇に期待ですね!
データのキャプチャはこちらのサイトから頂戴しています。
どこから入ったか、さっきから部屋の中に蚊が飛んでいます。
負けられない戦いを済ませてから、今日はゆっくり眠ることにします。
2016年シーズンも折り返し。新人王は誰の手に?
※8月23日に更新版を作成しました!
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こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
今日も湿気が凄かったですね…少し外を歩くだけで汗だらだらです。
来週末のオールスター終了後からはシーズン後半戦がスタート。ペナントの順位争いもそうですが、後半戦に入ってからは「タイトル争い」の話題も盛り上がってきます。
中でも気になるのが、新人王争い。
昨日は青柳選手(阪神)・一昨日は戸柱選手(横浜)と、ルーキーの活躍が報じられることが増えてきています。今日は鈴木選手(オリ)が初スタメンでヒットを記録しました。
2015年は甲子園が例年以上の盛り上がりを見せ、ドラフトへの注目度も非常に高い年となりました。高卒の選手以外にも「大学生No.1」や「社会人No.1」と言った肩書の選手が多く入団した2016年シーズンですが…現時点で新人王に最も近いのは誰なのか?現在の成績を踏まえながら、予想してみたいと思います。
プロ野球の歴史では、過去に2年目以上の選手が新人王を獲得した事も存在しています(セ・パ合わせて22回)。しかし、2011年以降は毎年「1年目の選手が選出されている」ことから、今回はルーキーのみを対象として記事を書いています。
セ・リーグは今永選手と髙山選手の一騎打ち!?
独断と偏見も交じっていますが、出来る限りフラットな視点で、各球団で新人王獲得の期待が出来そうな選手をピックアップしてみました。
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広島 ・(投)岡田 :試合.10(56 1/3イニング) / 防御率3.20 / 1勝3敗
横浜 ・(投)今永 :試合.12(72 2/3イニング) / 防御率2.48 / 5勝5敗
横浜 ・(補)戸柱 :試合.71(232打席) / 打率.235 / 本塁打.1 / 出塁率.275
中日 ・(投)福 :試合.24(39 2/3イニング) / 防御率4.99 / 1勝1敗 / HP.5
巨人 ・(外)重信 :試合.17(59打席) / 打率.185 / 本塁打.0 / 出塁率.241
阪神 ・(外)髙山 :試合.76(292打席) / 打率.258 / 本塁打.2 / 出塁率.292
阪神 ・(投)青柳 :試合.5(22 2/3イニング) / 防御率3.57 / 2勝1敗
東京 ・(投)原 :試合.13(67イニング) / 防御率5.91 / 2勝8敗
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出場試合数・成績の双方から考えると、セ・リーグの新人王争いは今永選手・髙山選手の一騎打ち状態。シーズン前から大本命と言われていた2人ですが、髙山選手はレギュラーとして、今永選手は先発ローテーションの一角として、それぞれ活躍し続けています。
髙山選手が受賞となった場合は、阪神タイガースとしては2007年の上園選手以来。阪神タイガースの野手としての受賞は2001年の赤星選手以来の快挙です。
また、今永選手が受賞した場合は、2015年の山崎選手に続いて横浜DeNAベイスターズが2年連続ということになります。
しかし、最近の状況を見てみると「この2人で決まり」と油断できる状況ではなく、次点となる岡田選手・戸柱選手・福選手が調子を上げてきています。この3人が後半戦の中でどこまで伸びてくるか。最終的には5人での新人王タイトル争いが発生するという可能性もあります。
昨日の記事で取り上げた青柳選手も、これからの試合でローテーションの一角を担うようになってくると…まだまだわかりません!
パ・リーグは茂木英五郎選手に決まり!?
新人王争いも混戦になりそうなセ・リーグとは対照的に、パ・リーグはルーキーの起用についてチームごとでかなり頻度が異なっています。
高卒の選手ばかりを指名したことで注目された福岡ソフトバンクホークスは、ルーキーの1軍出場機会は現時点でゼロ。埼玉西武ライオンズも南川選手が4試合に登板したのみに留まります。
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福岡 ・現時点では、新人王候補選手なし
千葉 ・現時点では、新人王候補選手なし
ハム ・(投)加藤 :試合.17(34イニング) / 防御率3.18 / 1勝1敗 / HP.5
楽天 ・(内)茂木 :試合.68(268打席) / 打率.279 / 本塁打.1 / 出塁率.333
楽天 ・(外)オコエ :試合.39(111打席) / 打率.190 / 本塁打.1 / 出塁率.245
西武 ・現時点では、新人王候補選手なし
オリ ・(外)吉田 :試合.21(84打席) / 打率.263 / 本塁打.0 / 出塁率.298
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高橋純平選手(福岡)・平沢大河選手(千葉)・佐藤世那選手(オリ)など、昨年の甲子園で注目を浴びた選手が多く所属するパ・リーグですが、なかなか結果に結びついていません。後半戦で1軍登録になる可能性もあるため注目ではありますが、新人王候補からは外れてしまいそうです。
そのため、現時点では茂木選手の独走状態と言っても過言ではありません。同じ東北楽天ゴールデンイーグルス所属のオコエ選手を大きく突き放し、レギュラークラスの活躍を見せています。
しかし茂木選手は現時点で怪我のため登録抹消となっており、7月中旬には復活すると予想されていますが、その後に一気に調子を崩すかもしれません。そのような場合、パ・リーグでは2年目以降の選手が新人王として表彰される可能性もあります。
パワプロ2016の能力(Ver1.03)で見ても、現時点で新人王候補となっている3名「髙山選手・今永選手・茂木選手」の能力が他の1年目選手と比較してもかなり高く査定されており、その期待の高さが伺えます。
▼髙山選手 / 初期査定より落ちたものの、主力クラスの能力。
▼今永選手 / 1年目投手の中では破格の能力。負け運は仕方なし…
▼茂木選手 / バランス型の能力で、非常に使い勝手が良い。
果たして新人王は誰の手に輝くのか?まだシーズンは半分を残している状態なので、わかりません。我らが中日ドラゴンズの小笠原選手・福選手もタイトル争いに絡んでいけるのでしょうか。
応援しています!