巨人キラー登場?青柳晃洋選手が7回1安打・無失点の好投!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
一昨日から今日のお昼過ぎまで、福岡に出張でした。
たまたま立ち寄ったスポーツバーに、なんとオリックス・バファローズのブランコ選手、モレル選手が来店。タマスタ筑後で行われていた2軍の試合終了後に立ち寄られたみたいです。
興奮が抑えきれず声を掛けたところ、プライベートにも関わらず一緒に写真を撮ってくれました。ブランコ選手の肩幅は凄かった!モレル選手の筋肉も凄かった(どこにどの筋肉があるかがTシャツの上からでもわかるレベル)。
そんな感じで、思わぬ出会いにテンションが上がった出張でした。
もちろん、仕事もしましたよ!
阪神タイガースの連敗は3でストップ!
パ・リーグでは福岡ソフトバンクホークスの思わぬ4連敗により、2位チームがじわじわと追い上げるという展開が繰り広げられていますが、セ・リーグは相変わらず2位〜最下位が4ゲーム差内に並ぶ大混戦。
毎日のような順位変動が続いているものの少し気になっていたのが、シーズン前には優勝候補とまで言われていた阪神タイガースの不調。7月3日から続いた3連敗の影響もあり、最下位に転落していました。
交流戦の成績も芳しくなく、もしかしてこのままズルズルいってしまうのか…と思っていましたが、ドラフト5位ルーキー・青柳晃洋選手の躍動によって連敗はストップ!
サイドスローが持つ強みが存分に発揮されたピッチング。7回を1安打・無失点の好投で、読売ジャイアンツを翻弄。パワプロ2016ではコントロールが「F」判定となっていますが、ゾーンのギリギリに決まる変化球からは、寧ろコントロールの良い選手なのでは?と思うほどでした。
そんなルーキーの好投を支え続けたのが岡崎選手。ベテランの好リードが迷いのない投球を生み出しました。終わってみれば3塁を踏ませない完璧なピッチング。青柳選手自身も「岡崎選手のリードに助けられた。意識を持って投げられた」と語っています。
サイドスローが持つ武器が光った114球!
この日の青柳選手はとにかくコントロールが冴えていました。変化量が多く、鋭く曲がるスライダーとシュートはコーナーのギリギリを突き、多くの空振りを誘いました。
また、絶妙なタイミングで組み込まれるチェンジアップも効果的。相手打者にタイミングを掴ませません。このチェンジアップをあえてど真ん中に投げるという強気なシーンもありました。
そして、サイドスロー最大の武器とも言われる「ツーシーム」も冴え渡りました。内角のボールを得意とする右打ち・坂本選手から三振を奪った「内側に食い込むツーシーム」は、サイドスローの魅力が詰まった一球でした。
金本監督も「今日みたいなピッチングは出来すぎかもしれない」と語った快投。とてもルーキーとは思えない迫力がありました。
これまでの青柳選手であれば、70〜80球を投げた頃から球威が低下。変化球のキレもストレートの伸びも落ちてくるのですが、この長野選手から三振を奪ったボールはこの試合101球目。
少し高めのつり玉ではありますが、球威は抜群。登板回数を重ねる中で、スタミナ面での課題も解決されつつあることがわかります。一般的に「サイドスローは直球を武器にしにくい」と言われますが、青柳選手のストレートは140〜145kmという数値ながら、150km台の投手さながらの迫力があります。
また、青柳選手の好投につられてか、ゴメス選手に32試合ぶりのホームランが飛び出しました。他にも、鳥谷選手が3四球を選択して出塁、江越選手が2安打・2四球で合計4出塁の活躍と、他のメンバーの「強み」が復活。強い阪神タイガースの空気を取り戻す試合になったかもしれません。
オールスター戦まで残り2カード。シーズンも後半戦に突入します。
セ・リーグは現時点で「全チームにクライマックスシリーズ出場のチャンスがある」状況です。各チーム、負けられない戦いが続きます…。
我らがドラゴンズは、明日から東京ヤクルトスワローズとの3連戦。
前回3連敗を喫した苦手な相手。今回はこちらの3連勝でリベンジしましょう!
36歳の日本人プロ野球選手…「松坂世代」の2016年は?
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
昨日の「大谷フィーバー」でスポーツニュースが埋め尽くされていますが、本日のプロ野球は久しぶりのお休みです。
今シーズンは若手選手の活躍が目覚ましく、毎日のように新しいヒーローが登場しているような状態ですが、そんな中で松坂大輔選手が「本格的な投球練習を再開した」というニュースがありました。
「3年・12億」という大型契約で福岡ソフトバンクホークスに入団した松坂選手。しかし、2015年は1試合も登板することなくシーズンが終了。2016年も、5月14日に1回2/3を投げて9失点と大炎上。思うような成績は出ず、時間だけが過ぎています。
1999年には「松坂世代」として注目された、現在35~36歳の日本人プロ野球選手。松坂選手自身が苦戦するのと同様に、2016年シーズンは松坂世代にとって苦しいシーズンとなっています。そこには、プロ生活を15年以上続けることが出来るかどうかの壁がありました。
今年36歳、25人の松坂世代。
松坂世代としてプロ入りした選手は合計94名。
昨年引退した森本稀哲さん・木佐貫洋さんが記憶に新しいですが、既に69名が引退。現役でプロ生活を続けているのは25名。最盛期の4分の1程度となりました。
一般的に投手よりも野手の方が選手寿命が長いと言われますが、現役の松坂世代25名のうち、12名と約半数が投手という状況です。
▼松坂世代 / 7月3日時点での一軍登録選手
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(投)久保康友 ・横浜:防御率3.13 / 4勝4敗 / 先発起用
(投)藤川球児 ・阪神:防御率5.18 / 3勝5敗 / 先発⇒中継ぎ・抑え起用
(投)和田毅 ・福岡:防御率3.41 / 9勝3敗 / 先発起用
(補)實松一成 ・巨人:打率.300 / 本塁打1本 / 打席数23
(補)加藤健 ・巨人:打率.000 / 本塁打0本 / 打席数0
(補)上本達之 ・西武:打率.310 / 本塁打0本 / 打席数67
(内)村田修一 ・巨人:打率.301 / 本塁打7本 / 打席数294
(内)渡辺直人 ・西武:打率.400 / 本塁打0本 / 打席数70
(外)工藤隆人 ・中日:打率.222 / 本塁打0本 / 打席数23
(外)矢野謙次 ・ハム:打率.231 / 本塁打1本 / 打席数15
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現役の松坂世代25名の中で「現在1軍登録されている選手」に絞り込んだ場合は、僅かに上記10名のみ。1軍の中でも出場回数が多い選手となると、久保康友選手・藤川球児選手・和田毅選手・村田修一選手の4名まで絞り込まれます。
6月下旬からの試合で活躍している實松選手・渡辺選手を含め、その他の選手は大半が控えでの出場。加藤選手は今シーズンまだ1度も打席に立っていません。
▼松坂世代 / 7月3日時点での二軍登録選手
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中日:(投)雄太
福岡:(投)松坂大輔
ハム:(投)多田野数人
オリ:(内)小谷野栄一
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所属チームの主力として活躍してきた選手が多く並んでいますが、1年以上2軍登録のままという選手も目立ちます。最近では木村昇吾選手が十字靱帯断裂の重傷で、全治8か月。今季絶望、引退も?という心配なニュースもありました。
現状の成績を見る限り、1軍登録・2軍登録を問わず「松坂世代」にとって2016年は試練の年と言っても良いでしょう。ライバルたちが続々と引退をしていく中、進退について考えている選手も多いかもしれません。
40歳以上の現役日本人選手たち。
現在の「松坂世代」を見ていくと、36歳という数字がプロ野球選手にとって1つの壁になっているのではないか…と考えられますが、昨シーズン引退した山本昌さんのように、40歳を超えても現役で戦い続けている選手がいます。
▼現在40歳以上の日本人プロ野球選手と獲得タイトル
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三浦大輔 ・42歳:最優秀防御率(05)・最多奪三振(05)
岩瀬仁紀 ・41歳:最多セーブ(05/06/09/10/12)・最優秀中継ぎ(99/00/03)
井口資仁 ・41歳:盗塁王(01/03)・ベストナイン(01/03/04)
:ゴールデングラブ賞(01/03/04)
黒田博樹 ・41歳:最優秀防御率(06)・最多勝利(05)・ベストナイン(05)
:ゴールデングラブ賞(05)
倉義和 ・40歳:タイトルなし
松井稼頭央・40歳:最多安打(99/02)・盗塁王(97/98/99)・シーズンMVP(98)
:ベストナイン(97〜03)・ゴールデングラブ賞(97/98/02/03)
:ゴールデングラブ賞(03/05/07)
サブロー ・40歳:ゴールデングラブ賞(05/07)
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40歳以上の現役選手には、数々のタイトルを獲得してきた名選手が名を連ねます。パワプロのステータスで「最もオールAに近づいた選手の1人」である松井稼頭央選手に至っては、タイトルの数がえげつないことになっています。
また、井口選手・黒田選手・松井選手は、メジャーリーグに挑戦して帰国してからも、チームの中軸となって勝利に貢献し続けています。
プロ野球選手の年齢ランキングについてはこちらのサイトで確認できますが、37歳以上の選手のほとんどが「所属チームで優勝を経験し、またその際に主力となって活躍した選手」であることがわかります。
これは逆を返すと、37歳を超えるベテランの日本人選手には「優勝経験のない選手」は少なく、そのような選手の多くが、松坂世代が迎えている36歳という年齢までに引退しています。
松坂選手を筆頭に、「松坂世代」は再度輝きを取り戻すことができるのか。
25名が今後どのような選択をしていくのか。
1つの黄金世代が節目を迎えた2016年。シーズン終盤に向けて大きな発表がいくつか出てくる可能性もありますね…。
【ドラゴンズファン】今年こそ本物か?福田選手、満塁ホームラン!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
本日のプロ野球は、大谷翔平選手の初球先頭打者ホームランで持ちきりですね。
阪神タイガースの大物ルーキー・高山選手が3月31日に記録して以来、2016年シーズン2度目の「初球先頭打者ホームラン」を放った大谷選手。中田賢一選手のスライダーが真ん中に甘く入ったところを見逃さず、振り抜いたボールはヤフオクドーム中段に突き刺さりました。投げては8回を5安打無失点で8勝目。今年も「10勝・10本塁打」が見えてきました。
日本ハムファイターズはこれで怒涛の10連勝!福岡ソフトバンクホークスは3連敗を喫しています。
大谷選手は文句無しで凄いです。しかし、ドラゴンズファンとしては今日の福田選手の満塁ホームランに興奮せずにはいられません!
2年連続、2度目の覚醒。
レフトスタンド上段に吸い込まれていった今日の満塁ホームラン。今年こそ信じたい!福田選手の2年連続・2度目の覚醒が始まりました。
2015年のオープン戦で【打率.483 / 長打率.966 / 出塁率.516 / 本塁打.4本】と活躍。
その後、森野選手が怪我で離脱すると同時にスタメン起用。3・4月は【打率.313 / 長打率.550 / 出塁率.341 / 本塁打.4本】という結果を残し「和製大砲、9年目の覚醒」と話題になりました。
しかし、5月以降は調子が低迷。打率は1割台を記録する月もあり、ホームランもシーズン終了時点で6本。パワプロのステータスにも不名誉な形で「春男」の特殊能力が付けられる形となってしまいました。
10年目のシーズンを迎えた今年も、スタートは2軍。
ウエスタンリーグでは三冠王の好記録を見せるものの、1軍ではなかなか試合で結果が見せられませんでした。しかし、6月25日の東京ヤクルトスワローズ戦で今シーズン第1号のホームランを記録すると、2年連続・2度目の覚醒が始まります。
6月25日以降、毎試合安打・毎試合2出塁以上という好成績で、ここ最近5試合の打率は.563。1試合おきペースで放たれるホームランはどれも豪快で、外角の難しいボールをレフトスタンドに向かって思いっきり振り抜く姿は、まさに「和製大砲」を体現しています。
そして、今日の満塁ホームランも「外角高めをレフトスタンドに運ぶ」という豪快な一発。岩貞選手の144km・ストレートに完璧に反応しました。
覚醒のきっかけは、小笠原2軍監督の言葉。
福田選手のパワーと技術は、中日ドラゴンズの誰もが認めています。しかし、なぜ2015年の5月以降は結果が残せなかったのか。それは、3・4月の好調がプレッシャーとなってしまい、「打たなきゃいけない」とはやる気持ちが裏目に出てしまうメンタル面の問題にありました。
そんな状態にある福田選手に声をかけ続けたのが、2軍の指揮官を務める「ガッツ監督」こと小笠原2軍監督。
現役時代よりも…圧倒的に渋さが増してます。
就任1年目にして、中日ドラゴンズ2軍はウエスタンリーグで現在首位。小笠原2軍監督になってからというもの、2軍野手陣の成績が大きく上昇していることからも、良いチームを作り上げられていることが伝わってきます。
「選手全員に<勝>を意識してしてほしい」というメッセージが伝わっているのかもしれません。
その小笠原2軍監督が福田選手にかけ続けた言葉、それは非常にシンプルで「結果を欲しがるな」というもの。福田選手自身が「小笠原監督の言葉で冷静になれた」と語るように、技術もパワーもあるけれど、メンタル面で調子を落としていた福田選手にとって、結果を欲しがらなくて良いという言葉は、強い味方になったのではないでしょうか。
今日は福田選手以外にも、2軍から戻って初登板で「カーブ」を織り交ぜながら快投を見せた福谷選手や、駄目押しのホームランを放ったナニータ選手など、ドラゴンズファンにはポジティブなニュース盛りだくさんの試合でした。
福田選手の今年の覚醒は「本物」ということで良いですよね?
今日の満塁ホームランで終わりではなく、火曜日からもお願いします!
鷹キラー!有原航平選手に2年目のジンクスは関係ない!
こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。
各所で投手戦が繰り広げられた7月2日。我らが中日ドラゴンズは、阪神タイガースの左のエース・能見選手の前に倒れました。球は荒れていたように感じましたが、それが逆に良いコースを突く形になり、あと1本が出ませんでした。
昨日「ついに」と言うか「ようやく」と言うか、12カードぶりに負け越しが決定した福岡ソフトバンクホークス。2015年シーズン・新人王の有原航平選手のピッチングの前に、1点も取ることが出来ませんでした。
「2年目のジンクス」なるものに多くの選手が苦しむ中で、昨年を遥かに上回る成績を記録している有原航平選手。防御率1.88はパ・リーグ2位。そして与四球18は、80イニング以上を投げている投手の中では最も少ない数字です。
栗山監督も「エース格の投げ方」と絶賛!
日本ハムファイターズには、球界のエース・大谷翔平選手がいます。その活躍は言わずもがな。本格的な2刀流として覚醒しつつある今シーズンですが、本日7月3日は初球先頭打者ホームランまで記録しています。
しかし、栗山監督が大谷翔平選手のことを「エース」と呼んでいるところを、目にしたことは無いように思います。
そんな中、昨日に栗山監督は次のように語っています。
「今年はなかなか先発と中継ぎが出遅れて、開幕の時に『さぁ、これで』と準備できてなかった時に、ずっと有原が救ってくれた。エース格の投げ方で。投手のエースを作らないといけないのはチームの課題だった。翔平は打っているので別物。そういう意味で、すごく前に進んでくれた」
福岡ソフトバンクホークス戦での勝ち越しへの喜びがあってかもしれませんが、栗山監督は有原航平選手をエースとして評価しています。
有原流の投球スタイルとは?
189cmという長身から放たれる150kmを超えるストレートのイメージが強く「力で押すタイプ」と思われがちな有原選手ですが、時折投げるチェンジアップは110〜115kmで、ストレートとの球速差は45km以上。昨日の福岡ソフトバンクホークス戦でも、このチェンジアップが非常に効果的でした。
8回を投げて9奪三振、シーズンをかけての奪三振61もパリーグ内10位の好記録ですが、有原選手自身は自らを「打たせて取るタイプ」と語ります。実際に、今シーズンはかなりゴロアウトが増えています。
パワプロのステータスでもしっかり反映されていますが、今シーズンの有原選手の「打たせて取る」スタイルを支えているのが「左打者の内側に食い込むカットボール」。春季キャンプで吉井理人投手コーチから指導を受けて磨き上げたこの微妙に変化する球が、有原選手の大きな武器となっています。
それが特に発揮されているのが、強力な左打者が揃う福岡ソフトバンクホークス戦。 内側に投げ込まれるカットボールが芯を外し、なんと今シーズンは対福岡ソフトバンクホークス3勝0敗。独走する強豪を仕留める「鷹キラー」となっています。
ストレート・カットボール・チェンジアップの3つの大きな武器を持ち、今シーズンは制球力もパワーアップしてきている有原選手。勝利数8という数字も現時点でリーグ2位(同立)。最多勝も狙えるポジションにいます。
エース・有原航平の活躍から目が離せません!
今回改めて思ったのが、北海道日本ハムファイターズは本当にドラフト強いですよね。ダルビッシュ選手・陽岱鋼選手・中田翔選手・大谷選手、そして有原選手。ドラフト1位指名の選手がこれだけ活躍しているチームは他に無いです。
うらやましいっ…!
2016年は、4番打者がホームランから遠ざかっているチームが強い?
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
昨日の中日ドラゴンズは、ビシエド選手に久々のホームランが生まれ、阪神タイガース相手に快勝。開幕から続く「阪神キラー」の称号は健在です。
ビシエド選手のホームランは、6月9日以来。実に69打席ぶりの一発でした。
多くのチームで4番の入れ替えが試行錯誤されている2016年シーズン。4番打者のヒーローインタビューが少ない印象もあったので調べてみたところ、12球団中7球団が、6月中旬以降「4番打者のホームラン」から遠ざかっていることがわかりました。
4番打者のホームランが少ないチームの方が強い?
12球団の「4番打者が最後にホームランを記録した試合」をまとめてみると、特にセ・リーグでは、6球団中5球団が「4番打者のホームラン」から期間が空いていることがわかります。
▼4番打者のホームラン・最終記録日
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広島:新井貴浩 ・6月7日(対ハム)
読売:長野 ・6月12日(対福岡)
中日:ビシエド ・6月9日(対オリ) → 7月1日(対阪神)
横浜:筒香 ・6月17日(対楽天)
阪神:ゴメス ・5月26日(対東京)
東京:山田 ・6月29日(対広島)
福岡:内川 ・6月19日(対阪神)
千葉:デスパイネ・6月29日(対福岡)
ハム:中田 ・6月15日(対横浜)
西武:メヒア ・6月27日(対ハム)
楽天:ウィーラー・6月25日(対福岡)
オリ:クラーク ・6月25日(対ハム)
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シーズン全日程の約半数を消化した現時点では、目安となる指標として「現時点で15本の場合で年間26〜30本ペース」というものがあります。これに、2016年シーズンで4番打者を務めたことのある選手のホームラン数を当てはめてみると、、、
【セ・リーグ】山田選手(26本)・ビシエド選手(17本)・筒香選手(16本)
【パ・リーグ】メヒア選手(24本)・ウィーラー選手(15本)
上記のような状態で、シーズン終了時点で30本以上のホームランを記録している可能性が高い4番打者が存在するチームは、12球団中僅かに5球団のみ。特に阪神タイガースは、ゴメス選手が27試合ホームランから遠ざかっており、6月は1度も「4番打者のホームラン」がありませんでした。
しかし、現在の順位に目を向けてみると、4番打者が最後のホームランから期間が空いているチームの方が上位にいる傾向があります。では、チームとしてホームランの少ないチームの方が上位にいるのか…というと、そうではありません。
広島東洋カープ :75本 (12球団中・1位)
福岡ソフトバンクホークス :69本 (12球団中・2位)
両リーグの首位を独走する2チームは、本塁打数でも1・2フィニッシュ。リーグ内の2位チームを大きく突き放す数字を記録しています。つまり、「主砲の活躍に左右されない(もちろん、主砲の活躍は大切ですが)総合力の高いチームが強い」ということが言えます。当たり前の話かもしれませんが(笑)
2016年のホームラン王は誰の手に?
4番打者のホームランからは離れているチームが多く、交流戦のホームラン王が「山田選手の8本」というスローペースという点が指摘されている2016年シーズンですが、シーズン全体のホームラン王争いは例年通りの数値推移。
▼セ・リーグ / ホームラン数TOP5
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山田 :26本 → シーズン54本ペース
ビシエド :17本 → シーズン32本ペース
エルドレッド :16本 → シーズン29本ペース
筒香 :16本 → シーズン30本ペース
バレンティン :16本 → シーズン29本ペース
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昨年は30本以上のホームランを記録したのが山田選手1人であったのに対して、今シーズンはTOP5全員が30本ペース。バレンティン選手が60本・ブランコ選手が41本を記録した2013年以来の数字で推移しています。
気になるホームラン王は…このまま進んで順当に山田選手が獲得しそうですね。
▼パ・リーグ / ホームラン数TOP5
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メヒア :24本 → シーズン46本ペース
レアード :22本 → シーズン43本ペース
松田 :16本 → シーズン31本ペース
ウィーラー :15本 → シーズン30本ペース
T−岡田 :14本 → シーズン28本ペース
デスパイネ :14本 → シーズン28本ペース
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開幕から3日間ホームランが生まれないという珍事のあったパ・リーグですが、メヒア選手・レアード選手が牽引し、気がつけば2015年と変わらないペースです。ホームランが多いのが意外と思われた方も多いかもしれない松田選手ですが、実は2015年はホームラン数2位。ランキングの常連です。
パ・リーグは上位2名のどちらかとなりそうですが…対策されつつも「三振かホームランか」を続けているメヒア選手が獲得するのではないでしょうか。レアード選手は厳しいコースをうまく弾き返し、ヒットで出塁するケースが増えているので、これから少しペースが落ちると予想しています。
今日はデイゲーム5試合とナイトゲーム1試合。ほとんどのチームが昨日を同じ選手を4番打者に置いています。今日は4番打者にホームランは生まれるのでしょうか?
ホームラン王争いの行方も気になりつつ、4番打者の活躍にも注目していきたいと思います!
無四球完封!久保康友選手が見せた「ベテランの技」!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
6月30日、パワプロの選手アップデートが行われました!
まだあまり詳しくは見れていませんが、ざっと目を通したところ、鳥谷選手が守備「F」・マテオ選手がコントロール「G」にと阪神タイガースにとっては厳しいアップデートになっているように感じました。岩貞選手は、少し驚くほどに強い感じに仕上がっていますが…。
Youtubeで早速全チームのアップデート状況を確認できるようになっていたので、気になる方は是非確認してみてください。僕はこの後、じっくり見ます。
チーム別 全選手能力データ パワプロ2016 - YouTube
「ベテランの技」が光った完封勝利!
広島東洋カープの12連勝や、福岡ソフトバンクホークスの9カード連続勝ち越し(引き分けを挟む)など、首位チームの動向に注目が集まった6月30日。しかし、昨日のヒーローは間違いなく横浜DeNAベイスターズの久保康友選手です。
年齢と共にストレートの球威低下は否めませんが、低めを攻める丁寧なピッチングで阪神タイガース打線を翻弄。109球で無四球・3安打完封勝利というほぼ完璧な内容でした。
投球内容で特に光ったのが、落差の激しいフォーク。パワプロ2016では変化量「3」となっているフォークですが、映像を見る限りは「5」以上の査定でもおかしくないレベルの大きな落差。絶妙なコントロールでさらりと芯を外すスライダーも、ベテランならでは。
ヒッティングでは打点を記録し、さらにはフィールディングでも、ベテランらしい素晴らしいプレイがありました。素早いファーストへのカバーや、ピッチャー返しに対する冷静な対処。北條選手が2安打と奮闘しましたが、昨日の久保選手は見ていて打てる気がしませんでした。
阪神タイガースの金本監督は「遊ばれとったね。何て言うんだろう…遊ばれとるだけ」と肩を落としましたが、久保選手は「結果は100点ですけど、内容は100点になることはない」とヒーローインタビューでまさかの反省会。
混戦のセ・リーグからいち早く抜け出すために、久保選手の視線は既に今回の勝利の先を見ています。
余談ですが、宮地佑紀生が逮捕されましたね。
radikoでドラゴンズの中継を聞く前は、軽快な名古屋弁が楽しい「聞いてみや〜ち」が定番だったのですが…まさか一緒にパーソナリティを務める神野さんへの暴力で逮捕とは。詳細が不明な状況ですが、非常にショックなニュースでした。
外国人選手の初受賞続きだった3・4・5月期MVP。活躍は継続しているのだろうか?
こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。
中日ドラゴンズ、連勝で借金返済へ…とは行かなかったですね。
息を吹き返したかと思いきや、打撃不振と拙攻は健在。その象徴的存在とも言えるのが3・4月期に月間MVPを獲得したビシエド選手。今日もチャンスで凡退してしまいましたが、気がつけば通算打率は.271。得点圏打率も.250。
ビシエド選手の数字を見てテンションが下がりながら、ふと「月間MVPを獲得した選手は、交流戦後の今の時点でも活躍し続けられているのだろうか」と思い立ったので、気持ちの切り替えついでに調べてみることにしました。
中でも「外国人選手の初受賞」が目立った今シーズンの3・4・5月期の月間MVP。なんと受賞者8名中4名が初受賞の外国人選手。今日はその4人の選手について書いていきます。
セントラル・リーグ
ダヤン・ビシエド選手【3・4月期】
3・4月期 :打率.347 / 本塁打.9 / 打点.23 / 出塁率.458 / OPS1.152
5月期 :打率.260 / 本塁打.5 / 打点.16 / 出塁率.327 / OPS.785
6月期 :打率.190 / 本塁打.2 / 打点.07 / 出塁率.261 / OPS.565
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あぁ、やっぱり…という状況ですね。
開幕から3試合連続ホームランと鮮烈なデビューを飾った中日ドラゴンズの新・主砲。コース別の得意・不得意も少なく、オールマイティな強打者として注目されました。
しかし、厳しいコースを攻められるようになると、中途半端なスイングが目立ち始めました。インコースのボールに思わず手が出てしまい、内野ゴロで凡退というシーンを何度も目にするようになります。そして、6月の打率はついに2割を切りました。
パワーもスイングスピードも申し分ないビシエド選手。対策が進み徐々に追い詰められている状況で、いかに息を吹き返すことができるか。
中日ドラゴンズが上位に残っていくためには、主砲を担うビシエド選手の復調は絶対条件です!
パシフィック・リーグ
エルネスト・メヒア選手【3・4月期】
3・4月期 :打率.315 / 本塁打.10 / 打点.28 / 出塁率.374 / OPS1.104
5月期 :打率.243 / 本塁打.07 / 打点.16 / 出塁率.330 / OPS.882
6月期 :打率.200 / 本塁打.07 / 打点.22 / 出塁率.310 / OPS.781
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打率は徐々に下がってきていますが、全体としては調子が維持されています。
特に6月は打率.200ながら得点圏打率.333と、これは今シーズンで最も良い数字になっています。 現時点で83個と、とにかく三振が多い選手ではありますが、現時点でパ・リーグのホームランキングであり打点王。怖い打者であることに間違いはありません。殊勲打.23は両リーグ合わせてトップの数字です。
外国人選手といえば、「ファーストストライクの取り方に注意」とよく言われるように、初球に強いイメージがありますが(逆を言えば早打ちの傾向があるのですが)、メヒア選手は初球の打率が特に高いのが特長です。
不調と言われた2015年シーズンでも、初球打率.339。ファーストストライクの打率.319と初球に強いイメージを知らしめたメヒア選手。今シーズンは初球打率が4割を超えています。
メヒア選手の打席は、1球目から目が離せません!
デニス・サファテ選手【5月期】
3・4月期 :防御率0.75 / 試合数.12 / セーブ数.06 / 打者数.43 / 被安打.5
5月期 :防御率1.69 / 試合数.16 / セーブ数.12 / 打者数.58 / 被安打.8
6月期 :防御率2.25 / 試合数.09 / セーブ数.07 / 打者数.30 / 被安打.4
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意外にも初受賞だった、福岡ソフトバンクホークスの絶対的守護神。
抑えを務める選手としてはどれも申し分ない成績。セーブ数.25は両リーグ合わせても断トツのトップですが、チームが大勝することが多くセーブの付かない場面での登板も何度かありました。
崩れる試合は連打を浴びて敗北となりますが、それは月に1度あるかないか程度の話。サファテ選手がマウンドに立ったタイミングで敗北を確信するような、そんな絶望感を与えるほどの威圧感を持っています。
奪三振率も10.46と高く、四球は打者131人に対して僅かに6つのみ。160km近いストレートと、落差の大きなスプリットで打者を翻弄し続けています。
ブランドン・レアード選手【5月期】
3・4月期 :打率.222 / 本塁打.05 / 打点.11 / 出塁率.241 / OPS.639
5月期 :打率.326 / 本塁打.12 / 打点.21 / 出塁率.410 / OPS1.201
6月期 :打率.350 / 本塁打.05 / 打点.17 / 出塁率.384 / OPS.996
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寿司を握るパフォーマンスですっかりおなじみとなったレアード選手。
月間MVPを獲得した5月の数字は圧巻ですが、6月になっても調子は維持されています。本塁打はパ・リーグ2位、打点・安打数においても6位以内という数字を記録している選手が、北海道日本ハムフイターズの6番バッター。クリーンナップがやり残した仕事を一気に片付ける役割を担います。
最近5試合は平均打率.429と絶好調で、得点圏打率も.375と非常に高い数字です。中田翔選手が不振に悩むチーム事情において、頼れる助っ人の活躍は非常に大きな安心材料になっていることは間違いありません。
ビシエド選手以外は引き続き活躍中という感じで、さらにヘコむ形になってしまいました。しかし、ビシエド選手の場合は課題が明確になってきたと思われるので、伸びる前の下準備と考えておきましょう!
僕の6月・月間MVP予想は下記の通り。今月は全員日本人選手になるのでは?と思っていますが、皆さんはいかがでしょうか。
【パ・リーグ】森選手 / 大谷選手
明日の中日ドラゴンズは、3連敗中の次世代エース若松選手。そして、広島東洋カープ32年ぶりの12連勝が懸かった試合です。
甲子園の天候も良くなることを祈りつつ、明日も注目です!