素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

外国人選手の初受賞続きだった3・4・5月期MVP。活躍は継続しているのだろうか?

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

中日ドラゴンズ、連勝で借金返済へ…とは行かなかったですね。 

  

息を吹き返したかと思いきや、打撃不振と拙攻は健在。その象徴的存在とも言えるのが3・4月期に月間MVPを獲得したビシエド選手。今日もチャンスで凡退してしまいましたが、気がつけば通算打率は.271。得点圏打率も.250。

 

ビシエド選手の数字を見てテンションが下がりながら、ふと「月間MVPを獲得した選手は、交流戦後の今の時点でも活躍し続けられているのだろうか」と思い立ったので、気持ちの切り替えついでに調べてみることにしました。

 

中でも「外国人選手の初受賞」が目立った今シーズンの3・4・5月期の月間MVP。なんと受賞者8名中4名が初受賞の外国人選手。今日はその4人の選手について書いていきます。

 

セントラル・リーグ

ダヤン・ビシエド選手【3・4月期】

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3・4月期 :打率.347 / 本塁打.9 / 打点.23 / 出塁率.458 / OPS1.152

5月期    :打率.260 / 本塁打.5 / 打点.16 / 出塁率.327 / OPS.785

6月期    :打率.190 / 本塁打.2 / 打点.07 / 出塁率.261 / OPS.565

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あぁ、やっぱり…という状況ですね。

開幕から3試合連続ホームランと鮮烈なデビューを飾った中日ドラゴンズの新・主砲。コース別の得意・不得意も少なく、オールマイティな強打者として注目されました。

しかし、厳しいコースを攻められるようになると、中途半端なスイングが目立ち始めました。インコースのボールに思わず手が出てしまい、内野ゴロで凡退というシーンを何度も目にするようになります。そして、6月の打率はついに2割を切りました。

パワーもスイングスピードも申し分ないビシエド選手。対策が進み徐々に追い詰められている状況で、いかに息を吹き返すことができるか。

中日ドラゴンズが上位に残っていくためには、主砲を担うビシエド選手の復調は絶対条件です!

 

パシフィック・リーグ

エルネスト・メヒア選手【3・4月期】  

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3・4月期 :打率.315 / 本塁打.10 / 打点.28 / 出塁率.374 / OPS1.104

5月期    :打率.243 / 本塁打.07 / 打点.16 / 出塁率.330 / OPS.882

6月期    :打率.200 / 本塁打.07 / 打点.22 / 出塁率.310 / OPS.781

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打率は徐々に下がってきていますが、全体としては調子が維持されています。

特に6月は打率.200ながら得点圏打率.333と、これは今シーズンで最も良い数字になっています。 現時点で83個と、とにかく三振が多い選手ではありますが、現時点でパ・リーグのホームランキングであり打点王。怖い打者であることに間違いはありません。殊勲打.23は両リーグ合わせてトップの数字です。

外国人選手といえば、「ファーストストライクの取り方に注意」とよく言われるように、初球に強いイメージがありますが(逆を言えば早打ちの傾向があるのですが)、メヒア選手は初球の打率が特に高いのが特長です。

不調と言われた2015年シーズンでも、初球打率.339。ファーストストライクの打率.319と初球に強いイメージを知らしめたメヒア選手。今シーズンは初球打率が4割を超えています。

メヒア選手の打席は、1球目から目が離せません!

 

デニス・サファテ選手【5月期】

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3・4月期 :防御率0.75 / 試合数.12 / セーブ数.06 / 打者数.43 / 被安打.5

5月期    :防御率1.69 / 試合数.16 / セーブ数.12 / 打者数.58 / 被安打.8

6月期    :防御率2.25 / 試合数.09 / セーブ数.07 / 打者数.30 / 被安打.4

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意外にも初受賞だった、福岡ソフトバンクホークスの絶対的守護神。

抑えを務める選手としてはどれも申し分ない成績。セーブ数.25は両リーグ合わせても断トツのトップですが、チームが大勝することが多くセーブの付かない場面での登板も何度かありました。

崩れる試合は連打を浴びて敗北となりますが、それは月に1度あるかないか程度の話。サファテ選手がマウンドに立ったタイミングで敗北を確信するような、そんな絶望感を与えるほどの威圧感を持っています。

奪三振率も10.46と高く、四球は打者131人に対して僅かに6つのみ。160km近いストレートと、落差の大きなスプリットで打者を翻弄し続けています。

 

ブランドン・レアード選手【5月期】

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3・4月期 :打率.222 / 本塁打.05 / 打点.11 / 出塁率.241 / OPS.639

5月期    :打率.326 / 本塁打.12 / 打点.21 / 出塁率.410 / OPS1.201

6月期    :打率.350 / 本塁打.05 / 打点.17 / 出塁率.384 / OPS.996

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寿司を握るパフォーマンスですっかりおなじみとなったレアード選手。

月間MVPを獲得した5月の数字は圧巻ですが、6月になっても調子は維持されています。本塁打パ・リーグ2位、打点・安打数においても6位以内という数字を記録している選手が、北海道日本ハムフイターズの6番バッター。クリーンナップがやり残した仕事を一気に片付ける役割を担います。

最近5試合は平均打率.429と絶好調で、得点圏打率も.375と非常に高い数字です。中田翔選手が不振に悩むチーム事情において、頼れる助っ人の活躍は非常に大きな安心材料になっていることは間違いありません。

 

 

 

ビシエド選手以外は引き続き活躍中という感じで、さらにヘコむ形になってしまいました。しかし、ビシエド選手の場合は課題が明確になってきたと思われるので、伸びる前の下準備と考えておきましょう!

 

僕の6月・月間MVP予想は下記の通り。今月は全員日本人選手になるのでは?と思っていますが、皆さんはいかがでしょうか。

 

セ・リーグ鈴木誠也選手 / 野村選手

パ・リーグ】森選手 / 大谷選手

 

明日の中日ドラゴンズは、3連敗中の次世代エース若松選手。そして、広島東洋カープ32年ぶりの12連勝が懸かった試合です。

甲子園の天候も良くなることを祈りつつ、明日も注目です!