素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

【8月5日】ドラマは9回表!やっぱりキャプテンはヒーローだ!

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

智辯高校強いですね…初回のホームランも印象的ですが、終盤になっても送りバントで積極的に追加点を狙いに来る姿勢もすごい。強いチームの戦い方を初戦から見せつけてくれたように感じます。

 

今日から少し遡って8月5日。この日は両リーグ合わせて全6試合中、4試合が「1点差」の接戦という見ごたえのあるゲームが多い1日でした。特に、セ・リーグでは【9回表に試合が決まる】というドラマチックな展開が2試合。

 

そして、2試合ともヒーローは「キャプテン」でした。

 

中日ドラゴンズ 4 - 3 横浜DeNAベイスターズ

何としても最下位を脱出し、再びAクラス争いに戻りたい中日ドラゴンズ。そして、筒香選手を中心とした強力打線で上位2チームを追う横浜DeNAベイスターズ。共に負けられない事情を抱えて臨んだこの試合は、白熱の投手戦となりました。

 

1回の表に荒木選手のタイムリーで1点を先制したドラゴンズですが、それから先は相手投手陣に抑えられて8回まで無得点。対する横浜DeNAベイスターズも、バルデス選手をなかなか捉えることができず、6回の裏に2点を奪って逆転を決めるものの、点差は1点。安心できる点差ではありません。

 

両者が一歩も譲らぬまま【中日1 - 2 横浜】で迎えた9回表。横浜DeNAベイスターズ・ラミレス監督は、守護神である山崎康晃選手をマウンドに送り込みます。

 

しかし、ここ最近3試合連続で失点を許していた山崎選手はピリッとせず、森野選手・工藤選手が連続ヒット。続く大島選手がフォアボールを選んで満塁。続く荒木選手を三振に打ち取るものの、なおも2アウト満塁の大ピンチ。

 

祈るように見つめるベイスターズファン。盛り上がるドラゴンズファン。横浜スタジアムがこのひ1番の熱気に包まれる中、打席に向かったのは中日ドラゴンズのキャプテン・平田良介選手でした。

 

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山崎選手の武器である外角低めのスライダー。初球からフルスイングで弾き返した平田選手。左中間を深々と破っていったこの当たりは、試合を一気に引っ繰り返す3点タイムリーツーベースヒットとなりました。

 

腰痛に悩まされ、最近は思うような結果を出せていなかった平田選手。「応援してくれるファンがいる限り、僕たちは諦めずに戦っていく。痛い痒いなんて言っていられない」とう力強くインタビューからは、キャプテンとしての責任感・勝利への強い思いを感じました。

 

読売ジャイアンツ 5 - 4 広島東洋カープ

20年ぶりのメイクドラマを目指す読売ジャイアンツと、24年ぶりのリーグ優勝を目指す広島東洋カープ。順位争いの行方を占う3連戦は、初戦から壮絶な試合展開となりました。

 

菅野選手・野村選手が先発を務め、両チームを代表する投手同士の投げ合いとなったこの試合。広島東洋カープが得点を取れば、読売ジャイアンツが必死で食らいつき、9回の表を迎えるタイミングまで【巨人 3 - 3 広島】の同点。両チームともに「勝ちパターン」を務める中継ぎ陣をつぎ込む総力戦となっていました。

 

9回でのサヨナラ勝ちを目指す広島東洋カープが、9回表のマウンドを任せたのは中崎選手。6月17日以来、12試合連続で無失点を記録している守護神です。

 

しかし、先頭の小林選手にヒットを許すと、その後もヒット・盗塁・フォアボールで1アウト満塁のピンチ。幾度となく危機を乗り越えてきた中崎選手と言えど、非常に苦しい場面を迎えます。

 

この場面で打席に立つのは、ここ最近の打率は6割以上。セ・リーグ首位打者である読売ジャイアンツのキャプテン、坂本勇人選手です。

 

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インコースのボールを得意とする坂本選手らしいヒット。中崎選手の調子が悪かったということもあるかもしれませんが、少しだけ甘く入ってきたボールをキャプテンは見逃しませんでした。

 

坂本選手・阿部選手・村田選手のクリーンナップが絶好調の読売ジャイアンツ。坂本選手が勝ち越しを決めると、続く阿部選手がしっかりと犠牲フライで追加点。個々の力ではなく「総合力」が強いのが最近の読売ジャイアンツ。メイクドラマに向けて、いよいよ広島東洋カープの背中が見えてきました。

 

 

 

甲子園では「キャプテンが伝令」という高校もありますが、プロ野球におけるキャプテンは、当然試合での結果を求められる選手ですし、ファンも期待します。

阪神タイガースの鳥谷選手が象徴的ですが、キャプテンの調子はチーム全体の勢いを左右するほどの影響力を持っているように思います。