快進撃の裏には名コーチあり！福岡ソフトバンクホークス・藤井打撃コーチ。

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

本日、2016年のセ・パ交流戦が終了しました。

交流戦最高勝率を記録し、見事連覇を達成した福岡ソフトバンクホークス。若鷹軍団の独走は交流戦でも変わらず。改めてその強さを見せつけました。

2014年から一気に開花し、無敵打線とまで呼ばれるようになった福岡ソフトバンクホークス。なぜこれほどまでに強いのか、そして、次々と強打者が生まれてくるのか。この躍進の裏には、1人の名コーチの存在があります。

無敵打線の仕掛け人、藤井康雄打撃コーチ。

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現役時代からスラッガーとして有名だった藤井コーチ。

現オリックスバファローズ一筋で、16年間のプロ生活で通算282本塁打を記録。通算安打数1207本という数字に対して、本塁打が282本と、本塁打の比率が非常に高いことが特徴の強打者でした。通算打率は.252ながら、OPSは.840。

藤井コーチは、通算満塁本塁打14本で国内2位(1位は王貞治さんの15本)、代打満塁本塁打4本のプロ野球記録保持者ということでも有名です。

打者に「ヒントを与える」コーチング。

藤井コーチは「体幹を使ったバッティング」を独学で身につけ、それをバッティング理論としています。そして、その理論を習得した選手が打撃面で開眼している…とされますが、「体幹を使ったバッティング」と言ってもイメージが湧きにくいものです。

この理論をコーチとして伝えていく上で、2011年シーズンの就任のタイミングから藤井コーチが一貫して使っている言葉が「ヒントを与えるという感じ」というフレーズです。

▼2011年・藤井コーチ就任時インタビュー

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俺は監督じゃないからね。コーチも俺一人じゃない。いろんなコーチと話しながら、選手にはヒントを与えるという感じかなぁ。

体幹を使うっていうのは感覚的なもの。動きながら打つのがいい人もいれば、止まって打つ方がいい人もいる。それは感覚だけど、つかんだらいいイメージで打てる。

でも、バッティングは反復だからね。たとえば2～3日は良くても、4日目から悪くなる時がある。そんなときに違うこと教えると、選手はワケが分からなくなってしまう。忘れても同じことを言ってあげなければな、と。基本線は崩しちゃいけない。

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基本を徹底的に叩き込む反復練習の中で与えられるヒントをもとに、選手は自分で考えながら「体幹を使ったバッティング」の習得を目指すというスタイルが藤井流。オリックスバファローズでコーチを務めていた際にT−岡田選手を開眼させた藤井流コーチングは、福岡ソフトバンクホークスの選手たちを次々に覚醒させています。

交流戦で大活躍だった城所龍磨選手や、今シーズン打撃が好調の今宮選手も、藤井コーチの教え子です。