素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

2017.04.20 / 待ちに待ったダヤン砲!ドラゴンズ最下位脱出。

お久しぶりです、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

2017年シーズンは「ビシエド選手にホームランが生まれたらブログを再開しよう」と決めていて、本来であれば開幕戦から再開できるものかと思いきや…チーム得点圏打率1割台という数字が象徴するように、かつてない全体的な打撃不振。そして、球団ワーストの開幕5連敗。

 

ビシエド選手のホームランはおろか、チームが勝つ姿すらをなかなか見る事が出来ない…2017年はドラゴンズにとって過去最低のスタートとなりました。

 

しかし、昨日4月20日。開幕から続いた長いトンネルの終わりを感じさせるような快音が、ようやくナゴヤドームに響き渡りました!

 

 

www.youtube.com

 

ビシエド選手らしい逆方向への弾丸ライナー

長い、本当に長かった…。待ちに待った第1号。昨年同様に、ビシエド選手の第1号はタイガースからでした。この日は今シーズン初の連勝、最下位脱出。そして祖父江選手のプロ初勝利に京田選手の活躍と、嬉しい事づくめ。これまで暗い話題ばかりだったドラゴンズに、ようやく明るい話題が出てきたように思います。

 

 

 

"強竜打線"復活のカギは、やっぱりビシエドゲレーロ

 自球団からの移籍問題に手を取られてしまい、今シーズンも大きな補強ができなかったドラゴンズ。2017年も打撃不振が予想され、案の定その通りになってしまっているのですが…この悪い流れを断ち切れるかどうかは、やはり2人の外国人選手が大きなカギになってくると考えています。

 

f:id:glovetoss:20170421123814j:plain

 

メジャー時代の写真ですが…2人とも目力凄いですねw

ゲレーロ選手の右手から優しさを感じるのは、私だけでしょうか。

 

そんな助っ人たちですが、大きな課題が2つあります。それさえ克服して頂ければ、活躍間違いなし(?)な予感がしているのですが…。

 

課題①:内角高め・高めの釣り球

双方ともに鋭いスイングが魅力的な強打者ではあるのですが、ゲレーロ選手の現在の不振に対して波留打撃コーチは「現状はインハイを攻められて、そこを気になってしまっている。他のコースを打てればいいんですけど…」と語っています。

 

これは昨年にビシエド選手が不振に陥った際に「インハイ若しくはシュート系の球に上手くやられてしまっている」と言われていたのと同じ状況です。

 

昨日4月20日のゲレーロ選手の打席を見てみても、、、

f:id:glovetoss:20170421132656p:plain

 

相手がコントロール型のピッチャーではない岩崎選手なので内角の厳しいボールはあまりありませんでしたが、全て直球で勝負された上に、フルカウントまで見極めてはいるものの、高めのボールに手が出て三振を喫しています。

 

高めの釣り球が有効になってきてしまうと、ストレートのみならず、高めのチェンジアップや真ん中に落ちるフォークなど、ピッチャーに勝負の選択肢を多く与えてしまいます。「苦手なコースが表面化してしまう」と言う事は、クリーンナップとしての役割を担って行く上で、何としても避けたいところです。

 

課題②:選球眼 

ビシエド選手に対しては、昨年から「早打ち」傾向が問題視されており、特に後半戦は3球以内で終わってしまう打席も多く見られました。チャンスの場面で打席で丁寧に勝負できない事に対して「4番の自覚」という点でも厳しい意見が多くあがっていました。

 

一方でゲレーロ選手の方も選球眼には課題があり、通算の四死球率がなんと2.9%(平均は8%前後)と非常に低く、どうしても打ちに行ってしまう傾向があります。

 

ビシエド選手の昨日の凡退打席を見てみると、、、

f:id:glovetoss:20170421134816p:plain

f:id:glovetoss:20170421134829p:plain

f:id:glovetoss:20170421134838p:plain

 

しっかりと粘ったのは7回裏の第3打席のみで、後にホームランを記録した第4打席も初球打ちでした。パワーヒッターでありながら外野にまでボールが飛ばず、併殺打になってしまうような内野ゴロとしてしっかり処理されてしまっているのも気になります。

 

確かに甘いコースに反応しているので一概に「早打ち」とは言えないのですが、凡退している打席の多くが「シュート」「スライダー」と横に逃げるで仕留められており、やはりタイガースバッテリーには明確な対ビシエド戦略が敷かれていたのだと感じざるを得ません。

 

 

とにかく得点圏打率

負けが続いていた時期に森監督が「いつも同じこと。塁上はにぎわすけど、なかなか1点が取れませんわな」と話しておられたように、とにかく今のドラゴンズに圧倒的に足りないのはチャンスをモノにする力です。

 

なかなか長打が生まれないという苦戦もありますが、4月20日時点でチーム盗塁数「12」は12球団中で3位。決して足に課題を抱えているチームではありません。投手陣も、ベテラン・若手を問わずフル稼働でなんとか守りを固めてくれています。

 

あとは得点圏でどれだけ打てるのか。チャンステーマを流れ損にしないこと、そうすればドラゴンズはまだまだ挽回できるはずです!