【8月21日】6連勝で首位独走!広島東洋カープのリーグ優勝が見えてきた!
こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。
顎関節症になってしまい口が1cm程度しか開かず…ウィダーインゼリーとスープで過ごし、動くと痛いのでどこにも行けないという悲しい土日を過ごしました。
メークドラマは消滅?広島東洋カープが6連勝!
パ・リーグでは福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズの激しい首位争いが繰り広げられていますが、「混セ」と呼ばれていたのが懐かしいほどに、セ・リーグ側は既に順位が固まりつつあります。
▼2010年以降のセ・リーグ優勝チームの勝敗
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2015年 / ヤクルト:76勝 65敗 勝率.539
2014年 / 巨人 :82勝 61敗 勝率.573
2013年 / 巨人 :84勝 53敗 勝率.613
2012年 / 巨人 :86勝 43敗 勝率.667
2011年 / 中日 :75勝 59敗 勝率.560
2010年 / 中日 :79勝 62敗 勝率.560
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平均成績 :80勝 57敗 勝率.583
昨日終了時点の広島東洋カープの勝率は.611。この平均値のみを参考とするのであれば、現時点で「69勝44敗2分」という成績なので「15勝13敗」のペースで進めていけば優勝となります。現在6連勝中というチームの状況を考えれば、問題なくクリアできるペースであると考えられます。
シーズン前の段階では、前田健太選手のメジャー挑戦で大きく戦力を欠いたと言われていた広島東洋カープですが、チーム防御率3.40はリーグ2位。先発ローテーションを支える若手選手を中心に、投手陣の踏ん張りが光ります。
しかし、チームの好調を支えているのは「打撃力」です。8月21日次点での広島東洋カープの打撃成績は【打率.272(リーグ1位)・本塁打.118(リーグ1位)・盗塁.99(リーグ1位)】という状況。559得点で得失点差+141という数字は両リーグ合わせても1位という圧倒的な打撃力を誇ります。
▼広島東洋カープの打撃成績
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2015年 / 打率.247・本塁打.105・盗塁.80
2014年 / 打率.272・本塁打.153・盗塁.96
2013年 / 打率.248・本塁打.110・盗塁.112
2012年 / 打率.233・本塁打.76・盗塁.79
2011年 / 打率.245・本塁打.52・盗塁.65
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過去の成績と見比べてみても「過去最高」と言われていた2014年に肩を並べるレベル。この年は投手陣が振るわずリーグ2位となってしまいましたが、今年は投手陣が好調。現在の広島東洋カープには、セ・リーグ最高クラスの打撃陣が揃っていると言っても過言ではありません。
しかし、広島東洋カープが昨年行った野手の戦力補強は、中日ドラゴンズを退団したルナ選手を獲得した程度。ほとんどメンバーは変わりません。それでは、なぜこれほどまでに打撃陣が好調なのか。それにはコーチ陣による支えがありました。
基本の「素振り」を徹底した打撃指導。
2016年シーズンの広島東洋カープ内人事における1番の成功は、石井琢朗コーチの打撃コーチ就任と言われています。
現役時は球界屈指の遊撃手であり、その俊足が評価され、2015年までは守備・走塁コーチを努めていた石井琢朗コーチですが、2000本安打を記録、最多安打のタイトルも2度獲得したアベレージヒッターでもあります。
この石井琢朗コーチが、2015年に現役を引退し打撃コーチに就任した東出輝裕コーチと共に、キャンプから徹底してきたのが「素振り」です。2015年11月から始まった秋季キャンプでは、選手全員に対して1日800~1,000スイングを要求したと言われています。
そんな秋季キャンプでは、選手に対して厳しい要求を出した石井コーチが「選手にやらせる前に自分がやってみないと」と自らが、誰も顔を出していない朝7時過ぎのグランドで素振りをしていたという話は有名です。
球史に名を残してきた強打者たちも素振りを重要視してきたことに従い「素振りで始まり、素振りで終わる」を掲げて指導を行う石井コーチ。とことん基礎を追求した素振り練習はチーム全体の三振数を大きく減少させ、出塁率を向上。もともと機動力の高く盗塁が得意な広島東洋カープは、これまで以上に多くのチャンスを作ることが出来るようになっています。
福岡ソフトバンクホークスの藤井コーチもそうですが、やはり強いチームには強い指導陣がいます。(今年は不調ですが)東京ヤクルトスワローズ投手陣の活躍も、高津コーチの就任にあると言われています。
強いチームはバックグラウンドも強く、そしてファンの一体感も凄いですよね。それを考えると中日ドラゴンズは…フロントで揉め、チーム状況の悪化に伴いホームゲームでも空席が目立ち、、、考えると悲しくなるのでやめましょう。