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【2016年/更新版】プロ野球12球団の「先発ローテション」は? / セ・リーグ編

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

交流戦が終了したタイミングで「各球団の先発ローテーション」について書いたのですが、シーズンも後半戦に差し掛かりだいぶ様子が変わってきました。

 

全チームとも残り試合は約40試合。3月に開幕した2016年シーズンも、3分の1程度を残すのみとなりました。順位争い・タイトル争いが激化する中で、各チームのローテーションはどうなっているのか。改めて見ていきたいと思います。

 

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今回はセ・リーグ編です! / 以前の記事はこちら

 

広島東洋カープ / 2016.08.07時点・1位

連勝を続ける読売ジャイアンツに徐々に追い詰められ、10ゲーム以上あったゲーム差も8月7日終了時点で「5.5」となった広島東洋カープ。しかし、依然として首位である事は変わりません。先発ローテーションに名を連ねる投手陣も、しっかりと個々の役割を果たしています。

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①ジョンソン :10勝06敗 / 19試合 / 防御率2.40

福井優也  :02勝03敗 / 09試合 / 防御率4.86

中村恭平  :01勝01敗 / 09試合 / 防御率5.40

九里亜蓮  :01勝02敗 / 21試合 / 防御率4.53

野村祐輔  :12勝03敗 / 18試合 / 防御率2.95

黒田博樹  :07勝07敗 / 18試合 / 防御率3.25

⑤岡田明丈  :03勝03敗 / 13試合 / 防御率3.18

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広島東洋カープの先発ローテーションは、表ローテ・裏ローテを交互に配置するスタイル。これはシーズン序盤からあまり変わっていません。基本的には①〜⑤の選手でローテーションを一巡しますが、②の福井選手の部分が流動的。これは福井選手の成績が芳しくないというのもあるのですが、調子次第で中村選手・九里選手が登板。最近では大瀬良大地選手が先発を務めた試合もありました。

 

セ・リーグ最多勝1位・2位である野村選手・ジョンソン選手が好調を維持。シーズン後半になっても防御率2点台をキープしており、この2投手は援護率ランキングでもリーグ1位・2位で「勝ち運」も持ち合わせています。

 

黒田選手・岡田選手がシーズン後半から少し疲れを見せているような気がしますが、今シーズンは高い攻撃力を誇る広島東洋カープ。そこは打撃の援護でカバーしていきたいところです。

 

読売ジャイアンツ / 2016.08.07時点・2位

20年ぶりの「メイクドラマ」達成を目指す読売ジャイアンツ。中継ぎ〜抑えの流れは確立している読売ジャイアンツですが、先発ローテーションは流動的。調子に合わせた試行錯誤が続いています。

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菅野智之 :06勝05敗 / 19試合 / 防御率1.77

大竹寛  :04勝01敗 / 09試合 / 防御率3.05

内海哲也 :06勝03敗 / 10試合 / 防御率3.47

③マイコラス:02勝00敗 / 06試合 / 防御率2.78

④田口麗斗 :07勝06敗 / 18試合 / 防御率2.52

⑸高木勇人 :04勝07敗 / 15試合 / 防御率4.82

⑸今村信貴 :03勝03敗 / 14試合 / 防御率5.51

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菅野選手を起点とし、4番目あたりに田口選手を持ってくるという流れは定着しつつありますが、⑵⑸の部分は流動的。マイコラス選手の復帰や、内海選手・大竹選手のベテラン勢が勝利を飾れるようになってきたのは好材料。しかし、高木選手・今村選手といった若手が落ち込んでいる点は課題と言えます。

 

今シーズンの読売ジャイアンツは投手面に大きな課題…というイメージが強いですが、意外にもチーム防御率は現時点でリーグトップ。防御率1.77にして6勝5敗という菅野選手に象徴されるように「得点力不足」の方が大きな課題です。後半になって調子を伸ばしてきた重量打線が投手陣を援護できるのか。ここが大きなポイントとなってきそうです。

 

横浜DeNAベイスターズ / 2016.08.07時点・3位

2015年は交流戦前にリーグ首位でありながら、シーズン終了時点では最下位という悔しい1年となった横浜DeNAベイスターズ。リベンジに燃える今年は、筒香選手を中心に打撃陣が好調。そして、若手・ベテランがバランス良く配置された先発陣も健闘しています。

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①井納翔一 :06勝08敗 / 18試合 / 防御率3.18

②今永昇太 :06勝06敗 / 15試合 / 防御率3.03

久保康友 :05勝05敗 / 12試合 / 防御率2.90

④山口俊  :07勝04敗 / 14試合 / 防御率2.99

⑷ペトリック:02勝01敗 / 11試合 / 防御率5.08

⑤石田健太 :07勝03敗 / 18試合 / 防御率2.98

⑹熊原健人 :01勝01敗 / 18試合 / 防御率4.97

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セ・リーグ6球団の中で最も先発ローテーションが安定していると言われる横浜DeNAベイスターズ。基本のローテーションを固める①〜⑤の選手が防御率3.00近辺に集中するまずますの成績。しかし、現在の打撃陣の調子を踏まえれば十分に戦える数字です。

 

先発投手が試合を作ることができれば、後半のイニングは田中選手・三上選手・山崎選手の3人が試合を決めにかかります。しかし、接戦時やワンポイントでしっかりと役割を果たすことのできる投手に欠けるベイスターズ。特定の選手以外を育成(発掘)できるかが、クライマックスシリーズを見据えた戦いにおいては重要になってきそうです。

 

阪神タイガース / 2016.08.07時点・4位

7月から徐々に調子を伸ばし、3位の横浜DeNAベイスターズを5ゲーム差で追う阪神タイガースメッセンジャー選手を中心に組み立てられているローテーションですが、金本監督にとって想定外だったのは藤浪選手の不調でした。

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①メッセ  :09勝07敗 / 21試合 / 防御率3.12

②岩貞祐太 :05勝07敗 / 17試合 / 防御率3.64

⑵岩崎優  :02勝04敗 / 11試合 / 防御率3.48

能見篤史 :06勝09敗 / 18試合 / 防御率3.60

④青柳晃洋 :03勝03敗 / 08試合 / 防御率4.38

藤浪晋太郎:05勝07敗 / 18試合 / 防御率3.34

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勝ち頭であるメッセンジャー選手を除いて、全選手が防御率3.50近辺に集中。この数字は決して良いとは言えませんが、飛び抜けて悪い数字でもありません。しかし、チーム打率リーグ最下位というチーム事情において、この数字は不安なところ。どうしても接戦が多くなり、中継ぎ陣にかかる負担の増加は大きくなります。

 

今は好調な中継ぎ陣も、酷使が続けば分かりません。完投できる力を持った投手が投げ切って勝つ試合を増やせるか、そして、打撃陣が援護できるか。何れにしても、藤浪選手の復調はAクラス復帰の絶対条件です。

 

東京ヤクルトスワローズ / 2016.08.07時点・5位

昨年のセ・リーグ覇者である東京ヤクルトスワローズですが、今シーズンは序盤からBクラスに低迷。チーム防御率5.09は、リーグ内はもちろん、両リーグ合わせても最下位の数字。打撃陣も川端選手・畠山選手・雄平選手といった主力を欠き、苦しい試合が続いています。

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①小川泰弘 :04勝05敗 / 17試合 / 防御率4.94

⑵山中浩史 :04勝08敗 / 15試合 / 防御率3.67

デイビーズ:02勝03敗 / 09試合 / 防御率4.41

由規   :02勝01敗 / 03試合 / 防御率3.86

館山昌平 :01勝03敗 / 07試合 / 防御率7.15

石川雅規 :05勝06敗 / 13試合 / 防御率5.60

杉浦稔大 :01勝01敗 / 12試合 / 防御率7.96

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小川選手・石川選手以外は変則的。調子に合わせて⑵に位置している投手を組み替えて先発ローテーションが組まれています。杉浦選手はシーズン中番までローテーションの一角を担っていましたが、最近は登板機会がありません。全体的に厳しい数字が並ぶローテーション。7月の試合で「失点3点未満」に抑えた試合は僅かに3試合のみです。

 

秋吉選手・ルーキ選手といった頼もしい中継ぎ陣が控えていますが、チーム内で防御率が3点台未満なのはこの2人のみという状況のため、接戦時はこの2人に頼らざるを得ない状況。2人の登板回数はすでに50試合を超えています。

 

Aクラス昇格の希望はまだ消えていません。昨年王者としての意地を見せることができるのか…とにかく、先発陣が復調してくれないことには始まりません。

 

中日ドラゴンズ / 2016.08.07時点・6位

「あと1本」が出ない拙攻で試合を落とし続けてきた中日ドラゴンズ。リーグ最下位の得点圏打率.243という数字がそれを物語っています。かつては「投手王国」と呼ばれた投手陣も揃って不調。チーム全体に暗いムードが漂っています。

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大野雄大 :05勝06敗 / 12試合 / 防御率3.36

バルデス :05勝03敗 / 13試合 / 防御率3.56

ジョーダン:05勝04敗 / 17試合 / 防御率3.36

若松駿太 :07勝08敗 / 18試合 / 防御率4.17

⑤小笠原  :00勝03敗 / 08試合 / 防御率3.80

伊藤準規 :01勝01敗 / 05試合 / 防御率2.93

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最近のローテーションは上記5名で固定。数字は決して良いものではありませんが、他選手の成績状況を考えて、消去法で固定化されているイメージを受けます。贔屓のチームなので思い入れが強くなってしまうのですが…中継ぎ陣も(その起用法も)不安定で、打撃陣も不調な今の中日ドラゴンズは、正直弱いです。

 

早急に対策を打ってシーズン序盤の勢いを取り戻さなければ、Aクラスへの返り咲きは「目標ではなく夢」に終わってしまいます。

 

 

 

シーズン後半になってくると「先発ローテーションの差がゲーム差に直接響いてくる」ような印象を受けました。そして、1年を通して調子を維持し続けることの難しさ、維持している選手の偉大さを改めて感じました。

 

次回はパ・リーグ編です!