【8月3日】尻上がりの主砲。ウィーラー選手が調子を上げてきた!
こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。
夏風邪をひいてしまい、少し更新が止まってしまっていました。
夏バテの影響か、12球団のうち4球団がチーム打率.250を切っています。一時は「13冠王」の大活躍を見せていた東京ヤクルトスワローズの山田選手も、ここにきて調子を落とし始めています。
一方で、筒香選手・藤浪選手のように「夏になって調子を上げる」タフな選手もいます。その代表格が、東北楽天ゴールデンイーグルスのウィーラー選手。
チーム状況としては、Aクラス昇格も難しい位置にはありますが、7月下旬から徐々に調子を伸ばし、8月も現時点で勝率5割。中継ぎエース・ミコライオ選手を中心とした継投が上手くハマっており、接戦を勝利に持ち込むことが出来ています。こちらは来シーズンに向けて良い流れです。
そんなイーグルスの主砲を務めるウィーラー選手はリーグ屈指の「夏男。交流戦終了後の7月から調子を伸ばしてきているのをご存知でしょうか。
スタートはどん底。笑顔の裏に隠された苦労人。
今では東北楽天ゴールデンイーグルスの主砲を務めるウィーラー選手ですが、2007年にドラフト19巡目(全体581位)でブルワーズに入団し、所属先は最下部組織のルーキーリーグ。そこから7年の期間を経て、2014年の7月にはヤンキースでメジャー昇格を果たした苦労人です。
日本に移籍してきた2015年も、シーズン序盤は日本の環境に馴染めずに1軍・2軍を行ったり来たりのエレベーターボーイ。主砲として期待をされていたものの、シーズンを通してスタメンに定着することができず、チームも2年連続最下位に。
2016年の契約更改では提示額は1,000万円ダウンの4,000万円。日本デビュー1年目は悔しいシーズンになってしまいました。
陽気な性格でチームのムードメーカー。チームメイトに仕込まれた?ヒーローインタビューでは「アシタモイクワヨ!」などのセリフでファンを喜ばせてくれるウィーラー選手。しかし、その笑顔の裏には多くの苦労が隠されているのです。
ウィーラー選手は「夏男」?
なかなか日本の環境に馴染めなかった2015年シーズンのウィーラー選手ですが、最終的にはチーム内打点王(50打点)。
3〜6月までは1割台に低迷していた打率も、7月・8月はともに月間打率.241。9・10月は.336まで伸びました。2015年シーズンの通算本塁打14本のうち、9本が8月以降に記録したもの。交流戦が終了した7月から調子を伸ばす「夏男」でした。
▼2016年 / ウィーラー選手の月間成績
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3・4月:打率.284 / 打点.19 / 本塁打.2 / 出塁率.345 / 得点圏.438
5月 :打率.183 / 打点.13 / 本塁打.6 / 出塁率.280 / 得点圏.158
6月 :打率.250 / 打点.17 / 本塁打.7 / 出塁率.379 / 得点圏.286
7月 :打率.279 / 打点.10 / 本塁打.4 / 出塁率.366 / 得点圏.250
8月 :打率.533 / 打点.05 / 本塁打.2 / 出塁率.563 / 得点圏.500
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通算 :打率.263 / 打点.64 / 本塁打.21 / 出塁率.350 / 得点圏.318
今シーズンの成績も、まさに「夏男」。
シーズン序盤に好調な滑り出しを見せるものの、5〜6月は低迷。チームは交流戦で4位と健闘しましたが、その波に乗ることができませんでした。しかし、交流戦が終了すると徐々に調子を伸ばし、本塁打か三振かというバッターではなく、チャンスで長打を期待できる主砲として活躍を続けています。
8月3日の「東北楽天ゴールデンイーグルス vs オリックス・バファローズ」では、4打数3安打2打点で猛打賞の大活躍。今年も「夏男」に期待できそうな予感がします。この試合はアマダー選手の特大ホームランも話題になり、チームとしての好調ムードを象徴するようなゲームでした。
※ウィーラー選手の打席は0:58頃〜
本塁打はリーグ3位、打点はリーグ5位。ファンの間では、30本塁打100打点も?と期待されているウィーラー選手。パ・リーグ屈指の「夏男」はタイトル争いにも加わってくるかもしれません!
トイストーリーの「ポテトヘッド」に似ていると噂のウィーラー選手。確かに似ていますが…恥ずかしながら「トイストーリー3」で感動して、映画館で涙が止まらなかったのは僕です。
あれで泣かない大人は純粋な心を忘れている!(笑)