素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

【ドラゴンズファン】裏目裏目の谷繁采配…この迷路から抜け出せるのか?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

社会現象化している「ポケモンGO」ですが、赤・緑の全盛期世代としては完全にツボ。我が家の周りはイーブイとタマタマばかり出てきます。

 

東京ヤクルトスワローズを相手に、ナゴヤドームで3連敗を喫した我らが中日ドラゴンズ。後半戦が始まる前には「シーズン終了時3位」を予想していましたが、いざ後半戦に入ってみると「今年もBクラスまったなし」の悲惨なゲームが続いています。

glovetoss.hatenadiary.com 

 

セ・リーグの2位以下はかろうじて引き続き混戦状態ではあるものの、明らかに他チームに遅れを取り始めた中日ドラゴンズ

谷繁監督の「全力でやった結果」という言葉通り、選手は必死でプレーをしているとは思うのですが…采配が裏目裏目になってしまう悪い流れが、チーム全体に立ち込めている気がしてなりません。

 

采配の課題①:中継ぎの起用法

ファンの間で議論が尽きないこの項目。

中日ドラゴンズは、セ・リーグ球団の中でも中継ぎ陣の枚数が多く揃っている方のチームではあります。しかし、勝利の方程式として「7回・8回を安心して任せられる中継ぎ投手」をなかなか見いだせずにいます。

 

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このような状態であることはファンも承知しているのですが、ファン側が「調子が良い・(まだ)信頼できる」と考えている選手と、実際に起用される選手が食い違うことが多々あります。特に気になるのが、又吉選手・福谷選手の起用に固執しているのではないかという事です。

 

▼中継ぎの防御率と起用回数ランキング / 7月24日時点

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1:祖父江 / 防御率0.81  1:又吉 :39試合

2:岡田  / 防御率3.12  2:福谷 :38試合

3:小川  / 防御率3.27  3:岡田 :34試合

4:福谷  / 防御率3.89  4:小川 :30試合

5:山井  / 防御率3.99  5:山井 :26試合

6:又吉  / 防御率4.26  6:福  :24試合

7:福   / 防御率4.99  7:祖父江:20試合

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防御率と起用回数の乖離は一目瞭然。酷使による疲れから成績不振という可能性も十分に考えられますが…それにしても「打たれているイメージの強い」又吉選手・福谷選手を酷使と呼ばれるほど起用せねばならない状況かどうかも気になります。

 

もちろん、又吉選手・福谷選手ともに力のある選手である事は間違いないですし、首脳陣からの期待もあると思います。リハビリ?のような形で敗戦処理時に登板した際などには全盛期を彷彿とさせる投球を見せ「次回はいけるかも?」と期待をさせてくれます。

 

しかし、いざ接戦時での登板となると様子が違います。連続フォアボールでピンチを招いてタイムリーを浴びて失点・先頭打者にいきなりホームランを許す…などなど、中継ぎとしてやってはいけない事のオンパレード。結局、接戦時に得点を許す中継ぎ投手では意味がありません。

 

中継ぎ投手のリハビリ?を1軍での敗戦処理で行うのではなく、2軍で接戦時の登板を重ねてからという形に出来ないものでしょうか。

 

采配の課題②:バルデス選手・ジョーダン選手

2016年シーズンの前半から先発ローテーションを支えている助っ人。

制球力の高いバルデス選手と、鋭い変化球と重い球が特徴のジョーダン選手は、共にベテランらしい巧みな投球で相手打者を翻弄し、凡打の山を築きます。

 

バルデス選手の対戦チーム別成績

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ジョーダン選手の対戦チーム別成績

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この2人に対しての起用は何が問題かというと、両選手の後半戦最初の登板が「それぞれが苦手とするチーム」との対戦における先発として指定された点です。バルデス選手は東京ヤクルトスワローズ戦、ジョーダン選手は広島東洋カープ戦がそれぞれ後半戦最初の登板でした。

 

オールスター戦を挟んで日程が空いていたにも関わらず、また、2位以下が混戦状態となっている中でどうしてローテーションの組み方を変更できなかったのか。


野手においても外国人選手に頼らざるを得ない状態であるため、登録人数の問題もあるとは思いますが…26日から始まる横浜DeNAベイスターズ戦を見越しての起用を検討することはできなかったのでしょうか。

 

采配の課題③:ビシエド選手の「4番固定」は必須?

一昨日のゲームで、一塁側スタンドのファンが発した野次に対して平田選手が激昂するという事件がありましたが、ここでの野次はビシエド選手に向けられたものであるという情報が有力です。

 

本塁打数は現在リーグ3位、打点もリーグ6位という状況で、3・4月期の月間MVPにも輝いたビシエド選手ですが…6月の打率は.186。7月は.302と調子を取り戻しつつありますが、後半戦が開始となった7月18日から7月23日までの5日間、1本のヒットも打つことができませんでした。

 

そのデビューが印象的であったが故にファンからの期待が大きくなりすぎたというのもあるかもしれませんが、決定期での凡退が目立つビシエド選手。ここ最近のゲームだけに焦点を当てると、不調続きに乗っかって?相手投手からかなり強気の攻めをされるようになってしまっています。

 

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後半戦に入ってエラーも目立ち、打撃面のみならず守備面でも課題が出てきたビシエド選手。このまま4番として固定して起用するのか、考えるタイミングが来ているのではないでしょうか。もう少し流動的な運用でも良いのでは?というのが個人的な意見です。

 

中継ぎの起用に始まり、とにかく課題が山積みの中日ドラゴンズ。このチーム状態で舵を取る谷繁監督のつらさは伝わってきますが…今の「何かに固執しているかのような采配」を1度辞めてみる方が、チームの流れを変えてくれる気がします。ファンからもその方が納得を得られるというか…このままでは昨年の二の舞です。

 

 

 

早くこの迷路を抜け出して、再び上位争いへ向かって欲しいです。

まだ諦めてはいません。頑張れ、中日ドラゴンズ