素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

混戦のセ・リーグ。後半戦・第1戦の勝敗は「ミス」が決めた?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

いよいよ始まったシーズン後半戦。

我らが中日ドラゴンズ新井貴浩選手のサヨナラホームランで敗北しましたが…個人的には「勝てた試合をミスで落とした」イメージ。ギリギリのところで流れを持って行かれないように踏ん張っていた緊張感が、7回に発生したミスによる失点で途切れてしまったように感じました。

 

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チーム力が均衡し大混戦のセ・リーグだからこそ、1つのミスが大きな命取り。接戦が目立った後半戦・第1戦ですが、今日のセ・リーグは全試合で「ミスによって勝敗が決まった」と感じられるような試合展開でした。

 

CASE.1:悪送球

中日ドラゴンズ 2 - 3x 広島東洋カープ

9回裏1アウトランナー無し。祖父江選手のストレートはインコース低めに少し甘く入りはしたものの、決して簡単ではないボールでしたが、「神ってる」首位チームは見逃してくれません。新井貴浩選手にその僅かなスキを捉えられ、悔しいサヨナラ負けとなりました。

 

しかし、このサヨナラ負けは、中日ドラゴンズが自らのミスで招いた「7回裏の同点劇」による試合の流れの傾きを考えると、必然のような気がします。

 

試合は7回まで中日ドラゴンズが2−0のスコアで広島東洋カープをリード。チャンスであと1本が生まれない「いつもの拙攻」を展開していた中日ドラゴンズでしたが、エルナンデス選手の2ランホームランで先制。この貴重な2点を若松選手が何とか守ってくれていたのですが、悲劇は7回裏にやってきます。

 

①02:35〜:若松選手が「1塁に投げればアウト」の所を…内野安打に。

②07:52〜:ビシエド選手の悪送球で出塁・失点。

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後続を抑えて「同点まで」に抑えることが出来たのは良かったですが、この同点劇をきっかけに試合は一気に広島東洋カープペース。中日ドラゴンズの8・9回の攻撃は、ビシエド選手が四球で出塁したのみ。サヨナラ負けを喫することとなった新井貴浩選手のホームランは「流れの傾き」を象徴する1発でした。

 

CASE.2:暴投

横浜DeNAベイスターズ 3 - 9 東京ヤクルトスワローズ

スコアを見れば東京ヤクルトスワローズの圧勝ですが、8回の表までは「どちらが勝ってもおかしくない」状態。むしろ、横浜DeNAベイスターズの反撃ムードで、もしかしたら逆転勝ちもあるかも…という状態でした。

 

強力なヤクルト打線の前に「5−0」と突き放されていた横浜DeNAベイスターズですが、7回・8回と点数と重ねて2点差まで追い上げます。絶対に追加点は許すことができない8回の裏。しかし、このイニングで一気に試合が決まってしまいます。

 

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この回からマウンドに上がった小杉選手が大乱調。

デッドボールと味方のエラーで失点を許すと、連続フォアボールでさらにピンチは拡大。そして、山田選手の打席にまさかの「2暴投」。それも、2回目の暴投は敬遠暴投という大失態。

 

2点差からの反撃ムードのはずが、一気に6点差。9回表の横浜DeNAベイスターズの攻撃は力なく三者凡退に倒れ、敗北を喫することとなります。

 

CASE.3:フィルダースチョイス

阪神タイガース 1 - 2 読売ジャイアンツ

メッセンジャー選手とマイコラス選手の投げ合いとなり、白熱した投手戦が繰り広げられた甲子園ですが、こちらも「守備の乱れ」が流れを変えてしまった試合になりました。

 

一進一退の攻防が続き「1−1」で迎えた9回の表。ノーアウト・ランナー1塁の場面で迎えた坂本選手の打席。ボテボテのショートゴロに対して鳥谷選手がフィルダースチョイスを記録してしまいます。

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難しいシーンであり、鳥谷選手を一概に責めることは出来ないのですが…ノーアウト1塁のタイミングで代走で起用された鈴木尚広選手が全力疾走をしないわけがありません。俊足のランナーに対して「いつもの処理」で対処しようとしてしまった甘さがピンチを拡大してしまいました。

 

そしてこの回に阿部慎之助選手にタイムリーを許すと、それが決勝点。メッセンジャー選手の8回1失点の好投もむなしく、また16試合ぶりの失点で敗戦投手となったドリス選手にとっても悔しいゲームだったと思います。

 

 

 

チーム力が均衡すればするほど「1点の重み」が大きくなります。だからこそ、ミスによる失点は許されません。力の差で敗北した場合は仕方ないと思えても、ミスが敗戦の原因となってはファンもつらいです。

このような緊張感を持てているからこそ、一喜一憂できて面白いというのもあるので、そこは矛盾しているのですが(苦笑。

 

後半戦はいきなり各所で白熱した試合ばかりでした。

梅雨明けも発表された事なので、球場にも足を運んでみたいと思います!