素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

4球団の自力優勝が消滅…セ・リーグの順位争いはどうなる?

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

昨日はオールスター戦前の最終試合でした。

 

我らが中日ドラゴンズは「もう何度目か」と言いたくなる最悪の展開【ピンチの場面で又吉選手が登板して得点を許し、その後さらに追加点を挙げられて大差をつけられる】で大敗。今のチームは又吉選手に頼らざるを得ない状況ではないはずです。

中継ぎの起用について、再考が必要だと思います…。

 

前半戦の日程が終了しましたが、今年も大混戦のセ・リーグ。しかし、昨年と大きく違うのは「首位が独走態勢」であること。すでに3位以下の4球団が自力優勝消滅という状態ですが、後半戦はどのような展開が待っているのでしょうか?

 

今年も大混戦のセ・リーグ

昨年は、前半戦終了時点で首位だった横浜DeNAベイスターズがシーズン終了時は最下位…という珍事が起きてしまいましたが、前半戦終了時点で首位のチームが優勝する確率は約60%と言われています。

 

2015年 → 2016年

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①横浜     ①広島

②巨人 / 0.5差 ②巨人 / 10.0差

阪神 / 0.0差 ③横浜 / 1.5差

④広島 / 1.0差 ④中日 / 1.0差

⑤東京 / 0.5差 ⑤阪神 / 2.0差

⑥中日 / 2.0差 ⑥東京 / 0.5差

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今年もシーズン前から混戦が予測されていたものの、誰も予想しなかった広島東洋カープの独走。2位以下を大きく突き放しているため、おそらくこのまま首位をキープした状態でシーズンを終えるのではと予想しています。

 

問題はAクラス争い。現時点では昨年同様に2位以下の全チームのAクラス入りの可能性があります。

 

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シーズン終了時点でAクラスに残るのはどこのチームなのか。2015年7月15日時点と、2016年7月14日時点の各チーム状況から、現状を読み解いてみたいと思います。

 

読売ジャイアンツ

2015.7/15時点:42勝43敗1分 / 得点.283 / 失点.275 【2位】

2016.7/14時点:40勝41敗3分 / 得点.283 / 失点.339 【2位】

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2015年同様に「2位」という順位でシーズンを折り返した読売ジャイアンツ。勝敗状況においてはほぼ昨年と同様の数字になっており、得点については昨年と全く同じ数字を記録しています。

気になるのは失点の多さ。交流戦でのマイナスも響いていますが、対広島東洋カープで得失点差【−17】・対中日ドラゴンズでは得失点差【−25】という状況で、この2チームとの相性の悪さが目立ちます。

チーム打率.246・チーム防御率3.73はともにリーグ5位の数字。苦手とする2チームへの対策はもちろんですが、接戦が多くなっている中で集中力を切らすことなくシーズンを戦いきることができるかが後半戦のカギとなってきそうです。

 

横浜DeNAベイスターズ

2015.7/15時点:42勝42敗1分 / 得点.315 / 失点.337 【1位】

2016.7/14時点:40勝44敗3分 / 得点.326 / 失点.340 【3位】

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昨年は「前半戦を首位で折り返すもシーズン終了時点で最下位」という不名誉なプロ野球記録を打ち立ててしまった横浜DeNAベイスターズ。今シーズンは3位という順位ではありながら、得点・失点の規模は昨年とほぼ同様。若手投手の活躍がチームを支えており、チーム防御率3.54はリーグ2位です。

3位以下チームの中では唯一、対広島東洋カープ戦で勝率.500。しかし、下位チームに対しては、対東京ヤクルトスワローズに9勝5敗ながら、対阪神タイガース戦では4勝8敗1分。チームとしての実力はありながら、対戦チームの得意・不得意がありそうです。

このままであればAクラス残留の可能性は高いと思われます。しかし、まだまだシーズンは折り返し地点。シーズン後半に若手選手がバテ始めると…昨年のような悪夢が待っているかもしれません。

 

中日ドラゴンズ

2015.7/15時点:38勝46敗2分 / 得点.280 / 失点.297 【6位】

2016.7/14時点:39勝45敗3分 / 得点.334 / 失点.339 【4位】

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今年もBクラスでの折り返しが決まった中日ドラゴンズですが、チーム打率.251・チーム防御率3.56はともに現時点でリーグ3位という数字。助っ人外国人選手の活躍もあり、得点力も上昇しています。

現在抱えている借金「6」のうち、4つが広島東洋カープ戦でのもの。2位以下のチームとは好ゲームを繰り広げている中日ドラゴンズですが、「中継ぎ陣が踏ん張れずに敗戦」という試合が増えてきているのが不安要素。

チーム力が均衡しており接戦になる事が多くなってきている中で、中継ぎ陣がどれほど踏ん張れるか。また、チーム得点圏打率.251(リーグ4位)という数字をどこまで伸ばせられるかが、Aクラス上昇へのポイントとなってきそうです。

 

阪神タイガース

2015.7/15時点:41勝42敗1分 / 得点.269 / 失点.355 【3位】

2016.7/14時点:37勝47敗3分 / 得点.296 / 失点.349 【5位】

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世代交代の時期を迎え「超変革」を掲げて挑んでいる阪神タイガースですが、チーム打率.241は12球団中最下位の数字。昨年同様に打撃面での苦戦が続いています。

交流戦から引き分けを挟んで9カード負け越しという状態が続き、不調が懸念されています。しかし、リーグ内だけに目を向けると、広島東洋カープにおいては4勝11敗ですが。他チームとの対戦成績は「26勝25敗」という状況。交流戦が終了し少し調子を落としていますが、2位以下のチームとは互角以上の成績を残しています。

広島東洋カープ戦は現在7連敗。ここを克服できるかどうかが阪神タイガースの順位を占う大きなポイントになってきそうです。

 

東京ヤクルトスワローズ

2015.7/15時点:40勝43敗1分 / 得点.307 / 失点.299 【4位】

2016.7/14時点:38勝49敗1分 / 得点.388 / 失点.438 【6位】

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昨年のセ・リーグ王者が今シーズンは苦戦。チーム打率.266(リーグ2位)ながらも、チーム防御率4.90で12球団中最下位。2014年のシーズンに戻ったかのような数字状況となってしまっています。

中継ぎ陣は防御率2点台の投手が多く安定しているものの、先発陣の不調が顕著。7月に入ってから「失点・3点未満」のゲームは僅かに1試合のみ。ゲームを作った状態で中継ぎにマウンドを引き継ぐという流れをなかなか生み出せません。

一方で、山田選手を中心とした強力な打撃陣は顕在。攻撃は最大の防御となりえるか。ここからの巻き返しに注目したいところです。

 

 

 

これらを踏まえた僕のシーズン終了時点の順位予想はこちら。

 

現在 → シーズン終了時予想

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①広島  ①広島

②巨人  ②巨人

③横浜  ③中日

④中日  ④横浜

阪神  ⑤東京

⑥東京  ⑥阪神

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広島東洋カープのポジションは変わらず、毎年シーズン後半に強い読売ジャイアンツがこのまま2位を維持し続けると予想しています。3位以降は非常に悩みましたが、下記の記事を参考に「後半戦の勝率」が高いチーム順に配置。

www.baseball-lab.jp

 

中日ドラゴンズの3位予想は「ファンなので」という気持ちも入っていますが(笑、横浜DeNAベイスターズは若手投手陣の疲弊により、順位を1つ落とす気がします。

また、7月から一気に調子を落としている阪神タイガースは、例年苦手としている後半戦でさらに苦戦するのではないかということで最下位予想。

 

 

 

シーズンも折り返し地点を迎え、対戦チームの得意・不得意や、各チームごとの課題も徐々に明確になってきています。そして改めて、交流戦におけるセ・リーグパ・リーグの実力差を感じました。2位以下が全て勝率5割未満とは…。

 

本当にまだまだ分からないセ・リーグ!後半戦も目が離せません。