素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

2016年は、4番打者がホームランから遠ざかっているチームが強い?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

昨日の中日ドラゴンズは、ビシエド選手に久々のホームランが生まれ、阪神タイガース相手に快勝。開幕から続く「阪神キラー」の称号は健在です。

 

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ビシエド選手のホームランは、6月9日以来。実に69打席ぶりの一発でした。

多くのチームで4番の入れ替えが試行錯誤されている2016年シーズン。4番打者のヒーローインタビューが少ない印象もあったので調べてみたところ、12球団中7球団が、6月中旬以降「4番打者のホームラン」から遠ざかっていることがわかりました。

 

4番打者のホームランが少ないチームの方が強い?

12球団の「4番打者が最後にホームランを記録した試合」をまとめてみると、特にセ・リーグでは、6球団中5球団が「4番打者のホームラン」から期間が空いていることがわかります。

 

▼4番打者のホームラン・最終記録日

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広島:新井貴浩 ・6月7日(対ハム)

読売:長野   ・6月12日(対福岡)

中日:ビシエド ・6月9日(対オリ) → 7月1日(対阪神)

横浜:筒香   ・6月17日(対楽天)

阪神:ゴメス  ・5月26日(対東京)

東京:山田   ・6月29日(対広島)

福岡:内川   ・6月19日(対阪神)

千葉:デスパイネ・6月29日(対福岡)

ハム:中田   ・6月15日(対横浜)

西武:メヒア  ・6月27日(対ハム)

楽天:ウィーラー・6月25日(対福岡)

オリ:クラーク ・6月25日(対ハム)

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シーズン全日程の約半数を消化した現時点では、目安となる指標として「現時点で15本の場合で年間26〜30本ペース」というものがあります。これに、2016年シーズンで4番打者を務めたことのある選手のホームラン数を当てはめてみると、、、

 

セ・リーグ】山田選手(26本)・ビシエド選手(17本)・筒香選手(16本)

パ・リーグ】メヒア選手(24本)・ウィーラー選手(15本)

 

上記のような状態で、シーズン終了時点で30本以上のホームランを記録している可能性が高い4番打者が存在するチームは、12球団中僅かに5球団のみ。特に阪神タイガースは、ゴメス選手が27試合ホームランから遠ざかっており、6月は1度も「4番打者のホームラン」がありませんでした。

 

しかし、現在の順位に目を向けてみると、4番打者が最後のホームランから期間が空いているチームの方が上位にいる傾向があります。では、チームとしてホームランの少ないチームの方が上位にいるのか…というと、そうではありません。

 

広島東洋カープ      :75本 (12球団中・1位)

福岡ソフトバンクホークス :69本 (12球団中・2位)

 

両リーグの首位を独走する2チームは、本塁打数でも1・2フィニッシュ。リーグ内の2位チームを大きく突き放す数字を記録しています。つまり、「主砲の活躍に左右されない(もちろん、主砲の活躍は大切ですが)総合力の高いチームが強い」ということが言えます。当たり前の話かもしれませんが(笑) 

 

2016年のホームラン王は誰の手に?

4番打者のホームランからは離れているチームが多く、交流戦のホームラン王が「山田選手の8本」というスローペースという点が指摘されている2016年シーズンですが、シーズン全体のホームラン王争いは例年通りの数値推移。

 

セ・リーグ / ホームラン数TOP5

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山田     :26本 → シーズン54本ペース

ビシエド   :17本 → シーズン32本ペース

エルドレッド :16本 → シーズン29本ペース

筒香     :16本 → シーズン30本ペース

バレンティン :16本 → シーズン29本ペース

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昨年は30本以上のホームランを記録したのが山田選手1人であったのに対して、今シーズンはTOP5全員が30本ペース。バレンティン選手が60本・ブランコ選手が41本を記録した2013年以来の数字で推移しています。

気になるホームラン王は…このまま進んで順当に山田選手が獲得しそうですね。

 

 

パ・リーグ / ホームラン数TOP5

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メヒア    :24本 → シーズン46本ペース

レアード   :22本 → シーズン43本ペース

松田     :16本 → シーズン31本ペース

ウィーラー  :15本 → シーズン30本ペース

T−岡田      :14本 → シーズン28本ペース

デスパイネ  :14本 → シーズン28本ペース

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開幕から3日間ホームランが生まれないという珍事のあったパ・リーグですが、メヒア選手・レアード選手が牽引し、気がつけば2015年と変わらないペースです。ホームランが多いのが意外と思われた方も多いかもしれない松田選手ですが、実は2015年はホームラン数2位。ランキングの常連です。

パ・リーグは上位2名のどちらかとなりそうですが…対策されつつも「三振かホームランか」を続けているメヒア選手が獲得するのではないでしょうか。レアード選手は厳しいコースをうまく弾き返し、ヒットで出塁するケースが増えているので、これから少しペースが落ちると予想しています。

 

 

 

今日はデイゲーム5試合とナイトゲーム1試合。ほとんどのチームが昨日を同じ選手を4番打者に置いています。今日は4番打者にホームランは生まれるのでしょうか?

 

ホームラン王争いの行方も気になりつつ、4番打者の活躍にも注目していきたいと思います!