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素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

プロ野球情報を小気味よく更新する多重人格者です。

連日の劇的勝利で9連勝の広島東洋カープ!18年前との違いは?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

我らが中日ドラゴンズ東京ヤクルトスワローズに3連敗を喫した事で、2位以下の5チームが3.0ゲーム差の中にひしめく大混戦となったセ・リーグですが、首位の広島東洋カープは2位を大きく突き放して独走態勢です。

 

2位とのゲーム差は8。これはパ・リーグ福岡ソフトバンクホークス千葉ロッテマリーンズ間の7.5ゲームを上回る数値で、1991年以来のリーグ優勝を期待する声が大きくなってきています。

 

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怒涛の9連勝は、ドラマチックな展開ばかり!

広島東洋カープがここまで2位と差を広げることができた背景には、1998年以来、実に18年ぶりの9連勝(継続中)があります。そして、この9連勝は内訳のほとんどがドラマチックな展開で、なんと4回がサヨナラ勝ちです。

 

広島東洋カープの9連勝・内訳

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6月14日・vs西武    :3-2 ⇒サヨナラ勝ち(9回裏)

6月15日・vs西武    :6-2 ⇒7回勝ち越し

6月16日・vs西武    :6-0

6月17日・vsオリックス :6-4 ⇒サヨナラ勝ち(12回裏)

6月18日・vsオリックス :4-3 ⇒サヨナラ勝ち(9回裏)

6月19日・vsオリックス :5-4 ⇒8回勝ち越し

6月24日・vs阪神    :4-2 ⇒8回勝ち越し

6月25日・vs阪神    :4-2

6月26日・vs阪神    :4-3 ⇒サヨナラ勝ち(9回裏)

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シーズン序盤は、1~3回で得点を重ねて逃げ切るタイプのゲーム展開で勝利を重ねてきた広島東洋カープ。6回以降は打線が湿りがちになり、敗戦する場合の多くが「7回以降の失点が決勝点となる接戦の末の惜敗」というのが特徴でした。

そのため、今年の広島東洋カープは1点差ゲームに弱いとも言われていました。

 

ゆえに、過去にも記事を書いたことがあるのですが、今シーズンの広島東洋カープが接戦をモノにし始めるようになると手を付けられなくなると懸念をしていました…。

 

glovetoss.hatenadiary.com

 

今の広島東洋カープには、接戦を制する力があります。

 

課題と言われてきた中継ぎも、ジャクソン選手・ヘーゲンス選手の頼れる助っ人コンビが共に防御率1点台と大活躍。守護神・中崎選手も(髭を伸ばしてから?)今シーズンは防御率1.85と好調です。

打っては「神ってる」鈴木誠也選手や、得点圏打率リーグ2位の新井選手、代打率.350の松山選手といった好調なメンバーが終盤の追い上げを担います。

 

10連勝となれば22年ぶり、11連勝以上となると前回日本一に輝いた際に記録した12連勝以来、32年ぶりの大記録。交流戦では福岡ソフトバンクホークスに対して唯一負け越すことなく、1勝1敗1分を記録している広島東洋カープ。先人達の記録を塗り替える年が来たのかもしれません!

 

18年前の広島東洋カープのスタメンと比較してみる。

広島東洋カープの9連勝は実に18年ぶりの快挙ですが、その連勝もむなしく18年前はシーズン終了時点で5位でした。そのため、このまま9連勝で止まってしまうと、このあと失墜してしまうのでは…という声も一部で飛び交っているようです。

 

しかし、今年は18年前とは様子が違います。

18年前のスタメンと現在の広島東洋カープのスタメンを比較してみると、その「違い」や今年の「好調要因」が少しずつ見えてきます。

 

広島東洋カープ・1998年4月21日時点でのスタメン

※成績はシーズン終了時点

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(遊)野村謙二郎:打率.282 / 本塁打.14 / 出塁率.333 / OPS.750

(二)苫篠賢治 :打率.253 / 本塁打.04 / 出塁率.288 / OPS.670

(右)前田智徳 :打率.335 / 本塁打.24 / 出塁率.388 / OPS.938

(三)江藤智  :打率.253 / 本塁打.28 / 出塁率.379 / OPS.845

(左)金本知憲 :打率.253 / 本塁打.21 / 出塁率.347 / OPS.804

(中)緒方孝市 :打率.326 / 本塁打.15 / 出塁率.400 / OPS.924

(一)町田公二郎:打率.244 / 本塁打.04 / 出塁率.325 / OPS.685

(補)瀬戸輝信 :打率.233 / 本塁打.04 / 出塁率.277 / OPS.569

(投)ミンチ―

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歴戦の名選手が揃う豪華なメンバーですが、特に3~6番が盤石。クリーンナップで得点を取り行く姿勢を押し出した打順と言えます。また、この年は江藤選手・前田選手がベストナインに選出されました。

 

広島東洋カープ・2016年6月26日時点でのスタメン

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(遊)田中広輔 :打率.287 / 本塁打.06 / 出塁率.403 / OPS.782

(二)菊池涼介 :打率.304 / 本塁打.08 / 出塁率.352 / OPS.783

(中)丸佳浩  :打率.287 / 本塁打.10 / 出塁率.388 / OPS.865

(三)ルナ   :打率.289 / 本塁打.01 / 出塁率.366 / OPS.722

(右)鈴木誠也 :打率.312 / 本塁打.10 / 出塁率.361 / OPS.937

(一)新井貴浩 :打率.295 / 本塁打.05 / 出塁率.371 / OPS.789

(左)下水流昴 :打率.357 / 本塁打.01 / 出塁率.419 / OPS.955

(補)會澤翼  :打率.213 / 本塁打.02 / 出塁率.279 / OPS.587

(投)戸田隆矢

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出塁率の高い1・2番を足がかりとして、クリーンナップは最低でも進塁打。チーム内で最も得点圏打率の高い新井選手が構える7番まで気が抜けない打順です。

 

18年前との違い①:流動的な下位打線

98年は4月〜8月までの間、1番から8番までの打順がほぼ固定される形で運用されました。それと比較すると、2016年は上位の打順はほぼ固定ですが、下位打線がかなり流動的。調子の良い選手を入れ替えながら起用しています。

若手・ベテランを問わず「調子」を意識した起用を行うことで、メンバー間での競争意識が上昇。また、この起用が下位打線で繰り広げられることにより、上位から下位まで気の抜けない打順が完成するという良いサイクルを生み出しています。

 

18年前との違い②:俊足の1・2・3番

現在リーグ盗塁王の田中選手をはじめ、菊池選手・丸選手の3人はリーグ屈指の俊足の持ち主です。現在、12球団中で最も多い66盗塁を記録しているうちの実に36盗塁がこの3選手の記録です。また、36盗塁という数字は、リーグ内チーム盗塁数3位の阪神タイガースの合計盗塁数と同数です。

 

18年前との違い③:好調期が「今」であること

98年は4月に9連勝を記録するも、最終順位は5位。強力であったはずの打撃陣が、シーズン終盤に向けて調子を落としていきました。しかし、今年は6月終盤の現時点に打撃の好調期が訪れています。

尻すぼみだった98年との1番の違いは、ここだと思います。「鯉のぼり」の季節が過ぎても調子が衰えない広島東洋カープ。32年ぶりの日本一に向けて突き進むこのチームに対して、他チームはどのように対策を講じることはできるのでしょうか。

 

もはや知らない名前は無い、そんな豪華なメンバーが揃っていた98年の広島東洋カープですが、2016年は数値面でそれを上回る成績を出しています。これは9連勝で止まることなく、チーム記録の12連勝達成もあるかもしれません!

 

 

明日からの広島東洋カープは、3連勝と波に乗る東京ヤクルトスワローズ戦。

現在首位と昨年王者の戦いは要注目です!

 

98年の中日ドラゴンズは強かったなぁ…。