素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

阪神タイガースは「藤川球児選手に頼るしかない」のか。

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

若松選手の大乱調で、我らが中日ドラゴンズ交流戦明け黒星発進。

打線も、8安打を記録しながら1点を返すのがやっと。2015年シーズンを彷彿とさせる拙攻、これではAクラスに留まることが難しそうです。今日も投手陣が崩壊して大差で敗北ですね…ファンとしてはツラい。

 

今日は、昨日の敗戦で阪神タイガースファンの間で再度議論になっている「藤川球児選手を起用する必要があるのかどうか問題」を考えます。

 

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藤川球児選手の今シーズンの成績について。

かつては「火の玉ストレート」で阪神タイガースを優勝に導いた藤川球児選手。キャンプでは金本監督に「やっぱり、モノが違う」と言わせ、シーズン序盤から活躍が期待されました。

 

藤川球児選手の投手成績 / 2016年6月24日時点

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防御率5.45

対戦打者178人 ⇒ 被安打37本 / 被安打率.207

奪三振38 / 四死球24

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しかし、現実は厳しいものでした。先発としてローテーションの一角を担うと発表された今シーズンでしたが、先発としての勝利は僅か1勝のみ。なかなか勝ちに恵まれず、5月からは中継ぎ・クローザーのポジションを行ったり来たり。そして、中継ぎとしてもクローザーとしても中途半端な成績が続いています。

 

藤川球児選手の対戦チーム別成績 / 2016年6月24日時点

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vs広島 :防御率12.79

vs読売 :防御率18.00

vs中日 :防御率5.14

vs横浜 :防御率0.66

vs東京 :防御率11.57

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横浜DeNAベイスターズ戦こそ好成績をおさめていますが、その他のチームを相手にした場合、とても安心して試合を任せられる数字ではありません。

 

藤川選手は悪くなく、キャッチャーとの相性に問題がある。という意見もある一方で、昨日の試合で決勝三塁打を放った新井選手が「高めの直球は頭にあった。フォークを見て、もう1球来るという予感めいたものがあった」と語るように、藤川選手はもはや対策が難しい選手ではなくなっているという意見もあります。

 

全盛期は無敵の強さを誇った「火の玉ストレート」も140km後半が精一杯、落差も少なくなり高めに浮くようになったフォーク。そして、藤川選手の全盛期を知る打者が現在では各チームの代打の切り札を務めています。

 

それでも藤川選手にマウンドを任せなければならないのか。それは「2年間・4億円」という大型契約であったから活躍してもらわなければならない!(というのもあると思いますが)という以上に、中継ぎ・抑えにおける苦しいチーム事情があります。

 

阪神タイガースの中継ぎ・抑え事情は深刻。

阪神タイガースは一昨年頃から「中継ぎ陣の高齢化」が囁かれていましたが、それでもベテラン勢・助っ人の活躍に頼らざるを得ない状況が続いたこともあり、この事実に対して目を瞑ってきました。

 

▼中継ぎ・抑え主力 / 投球イニング数順

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藤川  :防御率5.45 / 36歳 ⇒今期加入

榎田  :防御率4.41 / 30歳 

安藤  :防御率0.95 / 39歳

マテオ :防御率3.46 / 32歳 ⇒今期加入

高橋  :防御率4.50 / 33歳 ⇒今期加入

ドリス :防御率2.74 / 28歳 ⇒今期加入

福原  :防御率5.40 / 40歳 ※現在2軍登録

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これまで阪神タイガースの中継ぎを支えてきた福原選手・安藤選手。

2014年・2015年と最優秀中継ぎのタイトルを獲得した福原選手が今シーズンは不調。一方で安藤選手は今シーズン好調ですが、年齢もあり連投は難しい状況。また、いつまでも安藤選手に頼っていては若手が育たないというジレンマもあります。

 

守護神として加入したマテオ選手が、現在では敗戦処理的なポジション。接戦時を任せたいドリス選手も、2勝2敗とまだまだ安定しません。また、左の中継ぎとなる高橋聡文選手・榎田選手が揃って防御率4点台。左の強打者を相手にする重要なポイントで登板させたいところですが、現状は厳しい成績です。

 

結果的に、経験の多い藤川選手にマウンドを…という選択肢が出てきてしまうのも、仕方がないのかもしれません。

 

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悩める投手陣に対して厳しい視線を向ける金本監督。

7回以降は誰にイニングを任せるのか。頭の痛い日々は続きそうです。