素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

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【2016年】プロ野球12球団の「先発ローテーション」は? / パ・リーグ編

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

大雨だったり晴れてみたり…今年の梅雨は天気が読めないので困りますね。

 

交流戦の振り返り3日目。最終日の今日は、前回のセ・リーグに続いて「パ・リーグ」の先発ローテーションを独断と偏見を交えながら整理していきます。

 

数字は2016年6月22日時点のものをベースとしています。

 

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福岡ソフトバンクホークス

▼投球回トップ3

武田翔太 :防御率2.84 / 8勝1敗

千賀   :防御率2.64 / 6勝0敗

和田   :防御率2.97 / 8勝2敗 

▼先発ローテーション

武田⇒バンデンハーク⇒和田⇒中田⇒東浜⇒千賀

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打撃陣も強力ですが、投手陣においてもローテーションに強力なメンバーが揃っています。先発ローテーションに並ぶ6人中、4人が防御率2点台。先発が7回まで投げ切れば、あとは心強い中継ぎ陣と守護神・サファテ選手が待っています。

怪我に苦しみ2軍登録となっているベテラン勢の穴を助っ人・若手がしっかりと埋め、好成績を記録。バンデンハーク選手の無敗記録は今も途切れていません。そして、2軍には摂津選手、大隣選手、松坂選手、寺原選手…そしてドラフト1位ルーキー・高橋純平選手も控えており、とにかく層が厚い福岡ソフトバンクホークス

首位独走を阻止するためには、このローテーションを打ち崩すしかありません。

 

 

千葉ロッテマリーンズ

▼投球回トップ3

涌井   :防御率2.44 / 6勝3敗

スタン  :防御率3.88 / 4勝5敗

二木   :防御率3.89 / 5勝5敗 

▼先発ローテーション

涌井⇒スタンリッジ⇒唐川⇒石川⇒関谷⇒二木

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全体的に決して安心できる数字ではないですが、今期の千葉ロッテマリーンズは角中選手を中心に打撃陣が好調。そのため、投手陣が少々崩れた所で簡単に負けません。

そして、現在の千葉ロッテマリーンズのエースは防御率1.30・7勝2敗の石川歩選手ではないでしょうか。変化球中心のため投球回はチーム4位ですが、タテに斜めに変化する魔球シンカーを攻略するのは至難の業です。

首位と7.5ゲーム差で2位に付けている千葉ロッテマリーンズ。ゲーム差を縮めるためには、涌井選手・石川選手以外のメンバーがどれほど成績を伸ばせるかが重要です。

 

 

北海道日本ハムファイターズ

▼投球回トップ3

大谷   :防御率2.21 / 6勝4敗

有原   :防御率1.96 / 6勝3敗

メンドーサ:防御率3.26 / 4勝4敗 

▼先発ローテーション

大谷⇒有原⇒高梨⇒バース⇒メンドーサ⇒吉川

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大谷選手・有原選手・高梨選手といった若手が表ローテーションを務めます。5月頃から一気に調子を上げてきたエース・大谷選手と、それに負けない成績を残している2015年新人王の有原選手。リリーフから先発に転向した高梨選手も防御率1.51と好調です。

裏ローテーションを務めるバース選手・吉川選手が防御率4点台と振るわないのですが、共に大きく負け越すということはなく、ローテーションを固めるメンバーは役割を果たせているのではないでしょうか。

このチームの課題は、ストッパー・増井選手の不調と打撃陣の低迷。両リーグともに、3~4位のチームは打撃面での課題を抱えています。

 

 

埼玉西武ライオンズ

▼投球回トップ3

菊池   :防御率2.47 / 6勝5敗

野上   :防御率3.97 / 2勝6敗

髙橋   :防御率2.38 / 3勝2敗 

▼先発ローテーション

菊池⇒髙橋⇒バンヘッケン⇒岸⇒多和田⇒野上

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埼玉西武ライオンズは現時点でも先発ローテーションが固まっておらず、複数の選手を織り交ぜながら最適解を探っている段階です。

安定した成績を残している菊池選手・髙橋選手・岸選手ではない日程、特にバンヘッケン選手・多和田選手の成績は、交流戦後半から貧打に悩むチーム事情からすると辛い数字が並びます。接戦時には今シーズンから中継ぎに回った牧田選手が既に6勝。25試合・48イニングの投球でチームを支えていますが…。

裏ローテを務める選手がいかにゲームを作ることができるか、そしてシーズン途中に加入したポーリーノ選手の活躍が命運を握っています。

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

▼投球回トップ3

則本   :防御率2.52 / 7勝3敗

釜田   :防御率4.22 / 3勝3敗

塩見   :防御率3.69 / 4勝3敗 

▼先発ローテーション

則本⇒リズ⇒美馬⇒塩見⇒釜田⇒戸村

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2016年シーズン開幕当初は「投手王国」と言われるほどに好調であった東北楽天ゴールデンイーグルスの投手陣ですが、交流戦手前頃から成績が低迷。リズ選手・レイ選手といった助っ人も厳しい成績。さらには守護神・松井裕樹選手も防御率5.22と厳しい状態。最後の最後まで安心できない試合が続きます。

則本選手・美馬選手以外は、中継ぎを含めて失点が多くなってしまっているチーム状況にあり、打線の奮起無しでは勝てないか?…と思いきや、交流戦は全体4位を復調の兆し。投手戦になった場合も勝利を重ねています。

ゲーム差は大きいですが、交流戦時の調子を投手陣が維持できるようであれば、まだまだAクラスを狙える力は十分にあるチームだと思います。

 

 

オリックス・バファローズ

▼投球回トップ3

金子   :防御率4.28 / 3勝5敗

ディクソン:防御率4.35 / 5勝5敗

西    :防御率4.78 / 2勝8敗 

▼先発ローテーション

金子⇒東明⇒近藤⇒ディクソン⇒西⇒松葉

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先発ローテーションにおいては松葉選手が防御率2.22で唯一の2点台。その他は全員が防御率4点台以上と苦しい数字が並びます。特にクオリティ・スタート率が低く、毎試合序盤から先制点を許してしまっています。

2014年に福岡ソフトバンクホークスと優勝争いを繰り広げたメンバーが現在も名を連ねますが、揃って苦しいシーズンになっています。そして、不調に苦しむエース・金子選手が6月10日に2軍降格。

投打ともに噛み合わず、交流戦は最下位となってしまったオリックス・バファローズ。先発投手陣が「ゲームを作る」という役割を果たせるかどうか、ここからの奮起に期待したいところです。

 

 

 

両リーグ共通して、首位のチームは「防御率2点台の投手」が先発ローテーションを固めていることがわかります。また、3・4位のチームは「投手陣よりも打撃陣に問題があるのでは」という課題も浮き彫りになってきました。

 

また、Aクラスのチームほど「5年目以下」の若手投手陣が先発ローテーションで活躍しています。様々な世代がローテーションに入ることでチーム全体の刺激になり、良いムードを創り出せているのかもしれません。

 

今日からまた通常のシーズンが再開します!

各チームがエース級を投入して挑む交流戦明けの1戦目。注目です!