素人がそれっぽく語る、昨日のプロ野球。

野球経験はゼロさ。許しておくれよ。

【7月28日】竜虎絢爛!セ・リーグ下位チームの打線爆発が波乱を呼び込む?

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

ドラゴンズファンとしては、勝利に対する喜びよりも「何でこれまでそれが出来なかったの?」と言いたくなるような試合展開。7月28日の中日ドラゴンズは、3位の横浜DeNAベイスターズから15点を奪う一方的な試合展開で大勝でした。

 

そして、今シーズン初の4連勝を決めた阪神タイガース。歴史的なビッグイニングを飾った一昨日の勢いそのままに、昨日も猛虎打線が大爆発。ゴメス選手が来日初の1試合2本塁打を記録するなど、14安打・10得点の猛攻で東京ヤクルトスワローズを圧倒しました。

 

恐竜打線が覚醒!17安打15得点の猛攻撃!

負けられない戦いが続くシーズン後半戦で、いきなりの5連敗を喫した中日ドラゴンズ。ベンチのムードも暗く、あと1本が出ない拙攻もすっかりおなじみに。チームの立て直しには、何か「きっかけ」が必要でした。

 

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その「きっかけ」となったのが、立浪和義さんの背番号を受け継いだ、次世代のミスタードラゴンズこと高橋周平選手の復帰。怪我による戦線離脱から約3ヶ月。待ちに待った復帰です。

 

大島選手・工藤選手の2者連続スリーベースで先制点を奪い、ビシエド選手の内野ゴロの間に1点を追加し、なおも2アウト・2塁のチャンス。復帰最初の打席は1回の裏、いきなりチャンスの場面で回ってきます。

 

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外角低めの球をしっかりと引きつけ、レフト線に流し打ち。復帰後最初の打席から結果を残すと、大量リードで迎えた4回の裏には、1アウト満塁のチャンスでフェンス直撃のタイムリーツーベース。こちらも、外角に甘く入った球を見逃しませんでした。

 

結果的に15得点の大勝ではありますが、本塁打エルナンデス選手のツーランホームラン1本のみ。つないで得点を重ねるのは恐竜打線の理想形。最近の打撃不振はなんだったのか…小笠原2軍監督の現役時代の言葉を借りるならば「思い出しました」と言わんばかりの猛攻、ご覧ください!

 

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打線ばかりが注目されましたが、バルデス選手も「2失点」でしっかりと先発の役割を果たし、最後は小川選手がしっかりとゲームを締めてくれました。

 

高橋周平選手の復帰という「きっかけ」をしっかりと勝利につなげることが出来た、中日ドラゴンズ。まだまだ「混セ」は終わらせない!そんな意地を感じるナイスゲームでした。

 

4試合連続の2ケタ安打。猛虎打線が止まらない!

一昨日のゲームでは歴史的ビッグイニングを記録した阪神タイガースですが、昨日も勢いは止まりません。4試合連続の2ケタ安打で4連勝。チーム打率リーグ最下位の打撃陣が、ここにきて一気に開花しています。

 

1点ビハインドで向かえた4回の裏に原口選手が同点のタイムリーを放つと、続くゴメス選手が2ランホームラン。さらには北條選手のスクイズでリードを広げ、東京ヤクルトスワローズのエース・小川選手を追い詰めます。

 

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5回の裏も、2アウト満塁のチャンスで原口選手が走者一掃のタイムリーツーベースを放つと、続くゴメス選手が2ランホームラン。まるでシンクロしているかのような活躍で、5番・6番を務める2人が大量得点を生み出しました。

 

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チームイベントは打撃不振に陥りやすいというイメージがありますが(「鷹の祭典」のイメージが強すぎるのかもしれません)、「ウル虎の夏」で一気に調子を取り戻した阪神タイガース。ホーム・甲子園の力を見事に味方につけています。

 

高橋聡文選手の不調が気になりますが、最近は「マテオ選手・藤川選手・ドリス選手」が好調で中継ぎ陣も安定。強い阪神タイガースが戻りつつあります。

 

 

 

そして今日からは甲子園で「中日ドラゴンズ vs 阪神タイガース」の3連戦がスタート。リーグ4位で肩を並べる2チームの対戦ではありますが、リーグ戦の順位を左右する、現在勢いに乗っているチーム同士の直接対決は注目です。

 

竜と虎、軍配が上がるのはどちらでしょうか!?

 

【7月27日】10打席連続安打で猛虎打線爆発!ここから一気に反撃か?

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

「ウル虎の夏」という事で、昨日は阪神タイガースファンの「とす」と一緒に甲子園まで野球観戦に行きました。久しぶりの甲子園!

 

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試合開始から1時間半以内に入場すれば「限定ジャージ」がもらえるという事もあり、スタンドは満員。2回の表、東京ヤクルトスワローズの攻撃から観戦しましたが、僕たちが到着した時で既に甲子園は黄色に染まっていました。

 

能見選手が立ち上がりを攻められ「ノーアウト満塁」という大ピンチを迎え、今日はヤクルトの圧勝か…と思ってみていましたが、三振とダブルプレー阪神タイガースはこのピンチを切り抜けます。

 

そして、ここから猛虎打線が大爆発。プロ野球の歴史において80年ぶりの出来事となる10打数連続安打。打者14人(2四球・犠打を挟む)の猛攻撃という記録的な瞬間に立ち会う事になるとは、思ってもいませんでした。

 

5番・原口選手が1イニング5打点の球団記録!

猛虎打線が爆発したのは4回の裏の攻撃。東京ヤクルトスワローズ・杉浦選手の投球は決して悪くは無かったのですが、先頭の江越選手が高めに浮いたカーブを弾き返すと、続く福留選手が難しいボールをレフト前に運んでノーアウト1・2塁のチャンス。

 

打席には、最近5試合の打率.350と好調の原口選手。

 

ヤクルト側のサインは徹底した内角攻め。インコースの厳しいコースにストレートが投げ込まれますが、ボールカウントをフルカウントまで持ち込むと、打たせて取りにかかった外角低めのチェンジアップをフルスイング。

 

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バレンティン選手の動きを見る限り、深い場所に落ちる外野フライかと思って見ていましたが、ボールは追い風に乗ってスタンドへ。僕たちの座席の近く、フェンスのギリギリに飛び込みました。

 

このホームランをきっかけに、ここから怒涛の7得点。さらに1アウト満塁のチャンスで再び打席に立った原口選手は、レフトへの2点タイムリーヒットを記録。金本監督が持つ球団記録である「1イニング5打点」と並ぶ活躍を見せました。

 

4回の裏は何度「六甲おろし」を聞いたことか(笑。

 

セ・リーグを代表する「打てる捕手」としてのポジションを確立しつつある原口選手。阪神タイガースの逆襲劇のカギを握る選手の1人であることは間違いありません。

 

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序盤にこそピンチを迎えたものの、終わってみれば「104球・5安打・1四球」で完封勝利をあげた能見選手のピッチングも圧巻でした。ワンバウントするボールで空振りを誘い、変化球で内野フライを築くピッチングは、能見選手の全盛期を感じさせるような内容だったと思います。

 

故障者続出…心配な東京ヤクルトスワローズ

昨日は投手陣が踏ん張れずに大敗を喫した東京ヤクルトスワローズですが、「火ヤク庫」とまで言われる強力打線を支えてきた主力選手の離脱が相次いでいます。

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畠山選手 :6月11日に離脱・全治2ヶ月程度 

川端選手 :7月18日に離脱・全治4週間以上

雄平選手 :7月27日に離脱・不明

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3選手ともに復帰は8月中旬以降になると思われ、畠山選手・川端選手にいたっては重度の怪我のため、そこからすぐに本調子レベルの活躍ができるかというと、わかりません。打線の中軸を支えてきた選手の離脱は、東京ヤクルトスワローズにとって大きな痛手になっている事は間違いありません。

 

幸いにも、離脱前・離脱後を比較した際にチーム打率・得点力の低下が大きくみられるようなことはありませんが、それはあくまで現時点での話。これから夏本番を迎える中で調子を維持できるかというと、レギュラー出場の多くなかった選手がスタメンを固めていくというのは、体力的な面でも不安です。

 

今シーズン不調の投手陣(特に先発)には、一刻も早い復調が求められます。

 

 

 

阪神タイガースの復調で、混戦ムード再来の気配がするセ・リーグ中日ドラゴンズは、ここ最近の鳴かず飛ばずで置いてけぼりを食らっているように思いますが…下位チームの奮起で、夏のシーズンも盛り上がってほしいです。

 

甲子園はシートが狭いのが難点ですが、あの独特の雰囲気と阪神タイガースファンの熱い応援に、自然と気持ちが高揚しました。選手との距離が近いのも魅力だと思います。

 

やっぱり生の野球観戦は楽しいですね。球場の空気は最高です!

 

「混セ」は終了?7月の勝敗状況から探る、両リーグの順位争いの行方。

 

こんにちは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

通勤電車の中でも「ポケモンGO」をやっている人を多く見かけましたが、電車の速度に合わせてのプレイは至難の業。

タイミングを上手く合わせないと、ポケモンもアイテムも手に入りません。僕は2分であきらめましたが、多くの方が器用にタイミングを合わせてポケモンを捕まえています。凄い!

 

 

 

後半戦が始まり2カードが終了しました。

 

広島東洋カープの11連勝・北海道日本ハムファイターズの15連勝と、6~7月は「連勝」に絡んだニュースが多くありましたが、連勝しているチームがあるということは、負け込んでいるチームもいるということです。

 

この連勝・連敗が大きく影響し「混戦状態のセ・リーグ、Aクラス内の首位争いが面白いパ・リーグ」という状態で突入した後半戦ですが、この後半戦2カードを終えた時点でどうやら様子が変わってきています。

 

セントラル・リーグ / 「混セ」終了の兆し?

広島東洋カープの1強状態は相変わらずで、2位以下が混戦ムードも相変わらず。順位表を見る限りは「どのチームがAクラス入りしてもおかしくない」のですが、7月のセ・リーグ勝敗推移を見てみると、そうではないことがわかります。

 

▼各チームの7月の勝敗状況

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広島 / 11勝05敗:○●○○●○○○○●○○●○○●

巨人 / 10勝06敗:●●○○●○○○●○○○○●●○

横浜 / 10勝08敗:●○●○○○●●●●○○●○○○○●

東京 / 08勝08敗:○○●●●○●○●●○●●○○○

中日 / 06勝11敗:○●○●○●○●○●●●●○●●●

阪神 / 05勝12敗:●○●●●○●●●○○●●●●●○

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7月に入ってから1度も連勝できず、ここ最近は連敗が続く中日ドラゴンズ。そして、後半戦開始早々に5連敗を喫してしまった阪神タイガース。この下位2チームは、負け数が勝数に対してほぼダブルスコアです。

 

それにより上位3チームが勝ち越しという状況が発生しており、これまでの混戦状態から「上位チームが下位チームから勝ちを奪う」構図が確立しつつあります。

つまり、後半戦開始から2カードが終了したタイミングで、セ・リーグは「上位3チームに対して東京ヤクルトスワローズがどれだけ食らいついていけるか」という状態に移り変わったことがわかります。「混セ」は終了の兆しを見せているのです。

 

しかし、中日ドラゴンズ阪神タイガースと上位チームのゲーム差が絶望的な状況かというと、そうではありません。それぞれ得意とするチームに対しては、勝ち数が負け数を2倍以上も上回っています。

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中日ドラゴンズ:【得意】巨人(8-3) 【苦手】広島(5-10) / 東京(6-12)

阪神タイガース:【得意】横浜(8-4) 【苦手】広島(5-13) / 巨人(5-10)

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広島東洋カープに対してどれほど食らいつくことができるか、そして、次点で苦手としているチームから勝ちを奪えるか。この2チーム復調のカギはここにあるのではないでしょうか。

 

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※出典:プロ野球「後半戦に大どんでん返し!?」データ分析で大予測!! - グノシー

 

 

パシフィック・リーグ / Aクラスの3チームはほぼ確定!

首位争いが面白くなってきたパ・リーグですが、上位2チームの強さが圧倒的のため、3位以下のチームは非常に苦しい戦いを強いられています。また、3位の千葉ロッテマリーンズと4位の東北楽天イーグルスのゲーム差が現時点で「12.5」とかなり開いてしまっているため、Aクラスとなる3チームはほぼ確定と思われます。

 

▼各チームの7月の勝敗状況

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福岡 / 09勝08敗:●●●●○○●○○○○●●○○●○

ハム / 13勝02敗:○○○○○○○○●○○○○○●

千葉 / 07勝08敗:○●○○○●●●●●●○○●○

東北 / 06勝09敗:○○●●○●●●○○●●●○●

西武 / 05勝12敗:●●○●●●○●●○●●○●●○●

オリ / 08勝09敗:●○○●●●○○●○●○○●●●○

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首位を独走していた福岡ソフトバンクホークスですが、今月の勝ち越しは僅かに1つのみ。北海道日本ハムファイターズが怒涛の連勝で追い上げています。このまま反撃ムードが継続し、10ゲーム差以上あった状態からの逆転劇はあるのか?注目です。

 

4位以下のチームはBクラス内での順位争いになってくる可能性が非常に高いのですが、各チーム課題は明確で「投手陣の立て直し」です。我慢の戦いが続くとは思いますが、来シーズンでの逆襲に向けた準備を進める8-9月にして欲しいです。

 

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※出典:プロ野球「後半戦に大どんでん返し!?」データ分析で大予測!! - グノシー

 

 

 

パ・リーグは昨年とほぼ同様の順位になりそうですが、セ・リーグはシーズン当初の予想を大きく裏切る展開です。ここから読売ジャイアンツの「メイクミラクル再来」というのも囁かれていますし、本当にまだまだ分かりません。

 

大谷選手の10勝10本塁打の2回達成や、山田選手の3冠王(最大13冠王)など、大きな記録もかかった今シーズン。順位も個人記録も目が離せませんね。

【ドラゴンズファン】裏目裏目の谷繁采配…この迷路から抜け出せるのか?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

社会現象化している「ポケモンGO」ですが、赤・緑の全盛期世代としては完全にツボ。我が家の周りはイーブイとタマタマばかり出てきます。

 

東京ヤクルトスワローズを相手に、ナゴヤドームで3連敗を喫した我らが中日ドラゴンズ。後半戦が始まる前には「シーズン終了時3位」を予想していましたが、いざ後半戦に入ってみると「今年もBクラスまったなし」の悲惨なゲームが続いています。

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セ・リーグの2位以下はかろうじて引き続き混戦状態ではあるものの、明らかに他チームに遅れを取り始めた中日ドラゴンズ

谷繁監督の「全力でやった結果」という言葉通り、選手は必死でプレーをしているとは思うのですが…采配が裏目裏目になってしまう悪い流れが、チーム全体に立ち込めている気がしてなりません。

 

采配の課題①:中継ぎの起用法

ファンの間で議論が尽きないこの項目。

中日ドラゴンズは、セ・リーグ球団の中でも中継ぎ陣の枚数が多く揃っている方のチームではあります。しかし、勝利の方程式として「7回・8回を安心して任せられる中継ぎ投手」をなかなか見いだせずにいます。

 

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このような状態であることはファンも承知しているのですが、ファン側が「調子が良い・(まだ)信頼できる」と考えている選手と、実際に起用される選手が食い違うことが多々あります。特に気になるのが、又吉選手・福谷選手の起用に固執しているのではないかという事です。

 

▼中継ぎの防御率と起用回数ランキング / 7月24日時点

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1:祖父江 / 防御率0.81  1:又吉 :39試合

2:岡田  / 防御率3.12  2:福谷 :38試合

3:小川  / 防御率3.27  3:岡田 :34試合

4:福谷  / 防御率3.89  4:小川 :30試合

5:山井  / 防御率3.99  5:山井 :26試合

6:又吉  / 防御率4.26  6:福  :24試合

7:福   / 防御率4.99  7:祖父江:20試合

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防御率と起用回数の乖離は一目瞭然。酷使による疲れから成績不振という可能性も十分に考えられますが…それにしても「打たれているイメージの強い」又吉選手・福谷選手を酷使と呼ばれるほど起用せねばならない状況かどうかも気になります。

 

もちろん、又吉選手・福谷選手ともに力のある選手である事は間違いないですし、首脳陣からの期待もあると思います。リハビリ?のような形で敗戦処理時に登板した際などには全盛期を彷彿とさせる投球を見せ「次回はいけるかも?」と期待をさせてくれます。

 

しかし、いざ接戦時での登板となると様子が違います。連続フォアボールでピンチを招いてタイムリーを浴びて失点・先頭打者にいきなりホームランを許す…などなど、中継ぎとしてやってはいけない事のオンパレード。結局、接戦時に得点を許す中継ぎ投手では意味がありません。

 

中継ぎ投手のリハビリ?を1軍での敗戦処理で行うのではなく、2軍で接戦時の登板を重ねてからという形に出来ないものでしょうか。

 

采配の課題②:バルデス選手・ジョーダン選手

2016年シーズンの前半から先発ローテーションを支えている助っ人。

制球力の高いバルデス選手と、鋭い変化球と重い球が特徴のジョーダン選手は、共にベテランらしい巧みな投球で相手打者を翻弄し、凡打の山を築きます。

 

バルデス選手の対戦チーム別成績

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ジョーダン選手の対戦チーム別成績

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この2人に対しての起用は何が問題かというと、両選手の後半戦最初の登板が「それぞれが苦手とするチーム」との対戦における先発として指定された点です。バルデス選手は東京ヤクルトスワローズ戦、ジョーダン選手は広島東洋カープ戦がそれぞれ後半戦最初の登板でした。

 

オールスター戦を挟んで日程が空いていたにも関わらず、また、2位以下が混戦状態となっている中でどうしてローテーションの組み方を変更できなかったのか。


野手においても外国人選手に頼らざるを得ない状態であるため、登録人数の問題もあるとは思いますが…26日から始まる横浜DeNAベイスターズ戦を見越しての起用を検討することはできなかったのでしょうか。

 

采配の課題③:ビシエド選手の「4番固定」は必須?

一昨日のゲームで、一塁側スタンドのファンが発した野次に対して平田選手が激昂するという事件がありましたが、ここでの野次はビシエド選手に向けられたものであるという情報が有力です。

 

本塁打数は現在リーグ3位、打点もリーグ6位という状況で、3・4月期の月間MVPにも輝いたビシエド選手ですが…6月の打率は.186。7月は.302と調子を取り戻しつつありますが、後半戦が開始となった7月18日から7月23日までの5日間、1本のヒットも打つことができませんでした。

 

そのデビューが印象的であったが故にファンからの期待が大きくなりすぎたというのもあるかもしれませんが、決定期での凡退が目立つビシエド選手。ここ最近のゲームだけに焦点を当てると、不調続きに乗っかって?相手投手からかなり強気の攻めをされるようになってしまっています。

 

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後半戦に入ってエラーも目立ち、打撃面のみならず守備面でも課題が出てきたビシエド選手。このまま4番として固定して起用するのか、考えるタイミングが来ているのではないでしょうか。もう少し流動的な運用でも良いのでは?というのが個人的な意見です。

 

中継ぎの起用に始まり、とにかく課題が山積みの中日ドラゴンズ。このチーム状態で舵を取る谷繁監督のつらさは伝わってきますが…今の「何かに固執しているかのような采配」を1度辞めてみる方が、チームの流れを変えてくれる気がします。ファンからもその方が納得を得られるというか…このままでは昨年の二の舞です。

 

 

 

早くこの迷路を抜け出して、再び上位争いへ向かって欲しいです。

まだ諦めてはいません。頑張れ、中日ドラゴンズ

 

コリジョンルールの新基準が施行。「やむを得ない」の判断基準とは?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

今回は各地で話題になっていますが、本日7月22日のゲームから適用となる「コリジョンルールの新基準」について考えてみます。

 

改めて…コリジョンルールとは?導入の背景は?

コリジョンとは「衝突」という意味で、コリジョンルールは【捕手がランナーをブロックする事 / ランナーが捕手に体当たりする事】を禁止するルール。すなわち、本塁におけるクロスプレーで発生していた「衝突を禁止する」ルールです。

 

実際のプレーでは、具体的に下記のような決まりがあります。

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・捕手はランナーをブロックしてはいけない

・捕手はホームへの返球をベースより前で捕球しなければいけない

・捕手はランナーの進路/ホームベースを跨いで捕球してはいけない

・ランナーは捕手に対して体当たりをしてはいけない

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捕手側にかなり規制が多いようにも思えますが、ランナーと捕手との接触を避けるためにはどうしても捕手側の動きが重要になります。

 

ランナーと捕手の一騎打ちであるクロスプレーは野球の見どころの1つではあったのですが、クロスプレーによる怪我(脱臼・骨折・靱帯断裂など)で、多くの選手が戦線離脱を余儀なくされてきました。

 

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コリジョンルールの適用が検討される原因となったと言われているのが、このマートン選手のタックル。得点を左右するシーンである本塁でのプレーはランナー・捕手ともに必死なのはわかりますが…遠目で見る限り「確実にアウトのタイミング」であるにもかかわらず、体から思いっきり相川選手に向かって行っています。(クロスチョップしてますよね…)

 

幸いここでは怪我人は発生しませんでしたが、このような危険なプレーによる「怪我発生リスク」を軽減するために、プロ野球では2016年シーズンからコリジョンルールが適用されることとなりました。

 

物議を醸すことになったコリジョンルール。

故意の衝突を禁止とするとしたコリジョンルールですが、「故意ではないと思われるプレー」に対しても適用となっている(と思われる)ことがあり、それによって下された審判が勝敗を決するケースもありました。

 

①2016.06.14 / 広島東洋カープ vs 西武ライオンズ

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送球の逸れ方とみるとやむを得ないようにも見えますが、捕手が最初からこの場所に止まっていては…とも考えられるシーン。結果的には、捕手側が赤松選手の進路を完全に塞いでしまったという事で判定はセーフ。

広島東洋カープがサヨナラ勝ちを決めました。

 

②2016.05.11 / 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース

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金本監督の猛抗議が話題になったプレー。捕手が完全にベースを跨いでしまっているので、コリジョンルールを適用すればセーフの判定となりますが、大和選手の送球を受け取るにはやむを得なかったように思えます。

外野からの送球・捕手側のキャッチングの双方に対して「コリジョンルールにより技術難度が上がった」と考えさせられるプレーでした。

 

異例のシーズン中改訂。新基準で何が変わる?

コリジョンプレーの導入により危険なプレーは激減し、怪我のリスクが大きく減少された点については一定の評価を得ています。

しかし、得点のみならず、場合によっては勝敗を左右する「本塁でのプレー」に対してのルールということもあり、実際の試合においては上記のように波紋を呼ぶケースがいくつも発生しました。

 

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シーズン開始から4ヶ月、シーズン途中でのルール改正は「異例」とも言える事態ですが、現状に対して各所から意見が挙がっている事に対し、本日7月22日からコリジョンルールは「新基準」が適用されることになりました。

 

コリジョンルールの新基準について

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具体的に何が変わるのかというと、正直わかりません。

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走者が明らかに守備者に向かい起きた本塁での衝突プレイや、守備者が明らかに走者の走路を妨害して起きた本塁でのプレイ(衝突を含む)の場合に、本規則を適用する。

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とあるので、【3】に記載されているように「送球がそれてやむを得ない場合」は適用されないと書いてあるかと思いきや、【4】では衝突がなかったとしても危険と判断した場合は警告する場合があると記載があります。

 

「明らかに」ではなく「やむを得ない場合」とは何なのか…。

 

新基準として発表する以上、かなりの覚悟と「一定の基準が裏で設けられている」と思いますが、本日以降のゲームにおいて審判団が下す判断を見てみないとわかりません。個人的には、担当する審判によって判定にかなりブレが生じるのでは?と予想しています。

 

 

 

コリジョンルールに対してどれほどの「厳格さ・寛容さ」を持って対応が行われるのか。新基準の採用で変わる?審判団にも注目したいですね。

今シーズンは誤審問題も多く発生しているので、個人的には心配ですが…。

 

今季初完封!西勇輝選手が魅せた「打たせて取る」の理想形。

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

昨日の接戦ムードから一転、各地で「エース」が炎上した7月19日。先発投手が序盤から打ち込まれる一方的な試合展開が並ぶと、それに倣うかのように中日ドラゴンズも大野選手が4回・11失点の大炎上。大敗を喫してカード負け越しが決まってしまいました。

 

そんな中、首位を走る福岡ソフトバンクホークスを2試合連続で無得点に封じ込め、後半戦開始とともに絶好調のチームがあります。現在パ・リーグ最下位のオリックス・バファローズです。

 

最下位脱出の鍵を握る「エース」の復活。

オリックス・バファローズの「2大エース」と言えば、金子千尋選手と西勇輝選手。2年前に福岡ソフトバンクホークスと首位を争った時から、チームの看板投手としてローテーションを支えてきました。

 

しかし、今シーズンはこの両エースが序盤から不調。

昨年から怪我に悩まされ本調子に戻らない金子選手と、本来の「打たせて取る」ピッチングがなかなか出来ない西選手。シーズン序盤から共に防御率は4点台。打撃陣の不振も重なって、チームは現在最下位。昨年に続いて苦しいシーズンとなっています。

 

交流戦も12球団中最下位の成績に終わり、このまま終わってしまうのか…と思っていましたが、交流戦終了後の勝敗はここまで「8勝9敗」とほぼ5割。特に西選手が好調で、交流戦終了後はここまで負けなし。昨日の福岡ソフトバンクホークス戦での完封勝利で、自身の連勝を「4」に伸ばしました。

 

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金子選手は腰痛で降板するなど万全ではありませんが、ここに来てエースが復活。後半戦からの巻き返しに期待ができるムードが漂ってきています。

 

116球での完封は「打たせて取る」の理想形。

昨日の西選手の投球は、ほぼ完璧の内容でした。許したヒットは僅かに4本、四球は0でデッドボール1つのみと、コントロールが売りの本来の投球が戻ってきました。

 

何より注目したいのが、強力な福岡ソフトバンクホークスに対して「116球 (1イニングあたり約13球)」で完封したということ。全体的にストライク先行の強気のピッチングでありながら、相手にボールを捉えさせない「打たせて取る」スタイルの理想形。若月選手の強気なリードも光りました。

 

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捉えたか?と思う打球は、外野の正面に飛ぶライナーに。振り抜いても「当てただけ」と変わらない打球になってしまう左右に曲がる変化球。コーナーを鋭く突いたピッチングで凡打の山を築きます。

 

特にこの日は「チェンジアップ」を効果的に使用。外角低めにズバッと決まるストレート・スライダーを見せられた後に、同じコースに投げられるチェンジアップにタイミングを合わせるのは至難の業です。また、このチェンジアップを決め球として選ぶタイミングも絶妙でした。

 

西選手は7月5日にも福岡ソフトバンクホークス戦に先発し(その試合も今日と同じく武田翔太選手との投げ合いだったのですが)、その日は「8回・135球」という熱投。変化球を多投するタイプの西選手にとって、この球数はかなり苦しいものがあったと思います。今回の投球は、その時の反省が活かされているような感覚も受けました。

 

西勇輝選手のパワプロステータスは? 

今シーズン序盤の成績を受けて、西選手のパワプロ2016(Ver1.03)は下記のような非常に辛い査定を受けており、なんとコントロールについては「D」判定。しかも「C」寄りではなく50台前半の数値になっています。

コントロールがとにかく乱れていた3〜4月の内容が響き、与四球も36個とリーグワースト6位の数字のため「四球」が付いてしまっているのも仕方ありません。

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しかし、ここ最近5試合の成績は、打者145人に対して四球は僅かに8個のみ。

失点も4点と非常に少なく、(繰り返しにはなりますが)交流戦明け4連勝。下記のパワプロ2014(Ver.1.02)査定時のような、西選手が帰ってきています。むしろ、最近の試合では決め球になることも少なくない「シュート」を加えても良いと思います。

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それにしても、今日の大野選手は打たれ過ぎでしたね。前回も1年目投手との対戦で敗北しているので、調子そのものから心配になるような投球でした。

早めにこのトンネルを抜けてくれると良いのですが…。

 

混戦のセ・リーグ。後半戦・第1戦の勝敗は「ミス」が決めた?

 

こんばんは、グラブです。ドラゴンズファンです。

 

いよいよ始まったシーズン後半戦。

我らが中日ドラゴンズ新井貴浩選手のサヨナラホームランで敗北しましたが…個人的には「勝てた試合をミスで落とした」イメージ。ギリギリのところで流れを持って行かれないように踏ん張っていた緊張感が、7回に発生したミスによる失点で途切れてしまったように感じました。

 

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チーム力が均衡し大混戦のセ・リーグだからこそ、1つのミスが大きな命取り。接戦が目立った後半戦・第1戦ですが、今日のセ・リーグは全試合で「ミスによって勝敗が決まった」と感じられるような試合展開でした。

 

CASE.1:悪送球

中日ドラゴンズ 2 - 3x 広島東洋カープ

9回裏1アウトランナー無し。祖父江選手のストレートはインコース低めに少し甘く入りはしたものの、決して簡単ではないボールでしたが、「神ってる」首位チームは見逃してくれません。新井貴浩選手にその僅かなスキを捉えられ、悔しいサヨナラ負けとなりました。

 

しかし、このサヨナラ負けは、中日ドラゴンズが自らのミスで招いた「7回裏の同点劇」による試合の流れの傾きを考えると、必然のような気がします。

 

試合は7回まで中日ドラゴンズが2−0のスコアで広島東洋カープをリード。チャンスであと1本が生まれない「いつもの拙攻」を展開していた中日ドラゴンズでしたが、エルナンデス選手の2ランホームランで先制。この貴重な2点を若松選手が何とか守ってくれていたのですが、悲劇は7回裏にやってきます。

 

①02:35〜:若松選手が「1塁に投げればアウト」の所を…内野安打に。

②07:52〜:ビシエド選手の悪送球で出塁・失点。

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後続を抑えて「同点まで」に抑えることが出来たのは良かったですが、この同点劇をきっかけに試合は一気に広島東洋カープペース。中日ドラゴンズの8・9回の攻撃は、ビシエド選手が四球で出塁したのみ。サヨナラ負けを喫することとなった新井貴浩選手のホームランは「流れの傾き」を象徴する1発でした。

 

CASE.2:暴投

横浜DeNAベイスターズ 3 - 9 東京ヤクルトスワローズ

スコアを見れば東京ヤクルトスワローズの圧勝ですが、8回の表までは「どちらが勝ってもおかしくない」状態。むしろ、横浜DeNAベイスターズの反撃ムードで、もしかしたら逆転勝ちもあるかも…という状態でした。

 

強力なヤクルト打線の前に「5−0」と突き放されていた横浜DeNAベイスターズですが、7回・8回と点数と重ねて2点差まで追い上げます。絶対に追加点は許すことができない8回の裏。しかし、このイニングで一気に試合が決まってしまいます。

 

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この回からマウンドに上がった小杉選手が大乱調。

デッドボールと味方のエラーで失点を許すと、連続フォアボールでさらにピンチは拡大。そして、山田選手の打席にまさかの「2暴投」。それも、2回目の暴投は敬遠暴投という大失態。

 

2点差からの反撃ムードのはずが、一気に6点差。9回表の横浜DeNAベイスターズの攻撃は力なく三者凡退に倒れ、敗北を喫することとなります。

 

CASE.3:フィルダースチョイス

阪神タイガース 1 - 2 読売ジャイアンツ

メッセンジャー選手とマイコラス選手の投げ合いとなり、白熱した投手戦が繰り広げられた甲子園ですが、こちらも「守備の乱れ」が流れを変えてしまった試合になりました。

 

一進一退の攻防が続き「1−1」で迎えた9回の表。ノーアウト・ランナー1塁の場面で迎えた坂本選手の打席。ボテボテのショートゴロに対して鳥谷選手がフィルダースチョイスを記録してしまいます。

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難しいシーンであり、鳥谷選手を一概に責めることは出来ないのですが…ノーアウト1塁のタイミングで代走で起用された鈴木尚広選手が全力疾走をしないわけがありません。俊足のランナーに対して「いつもの処理」で対処しようとしてしまった甘さがピンチを拡大してしまいました。

 

そしてこの回に阿部慎之助選手にタイムリーを許すと、それが決勝点。メッセンジャー選手の8回1失点の好投もむなしく、また16試合ぶりの失点で敗戦投手となったドリス選手にとっても悔しいゲームだったと思います。

 

 

 

チーム力が均衡すればするほど「1点の重み」が大きくなります。だからこそ、ミスによる失点は許されません。力の差で敗北した場合は仕方ないと思えても、ミスが敗戦の原因となってはファンもつらいです。

このような緊張感を持てているからこそ、一喜一憂できて面白いというのもあるので、そこは矛盾しているのですが(苦笑。

 

後半戦はいきなり各所で白熱した試合ばかりでした。

梅雨明けも発表された事なので、球場にも足を運んでみたいと思います!